2024.09.25 住友生命 「3大疾病PLUS ALIVE」を発売 特定3疾病支払限度なしで一時金保障 がん2回目以降は通院も保障

 住友生命は9月25日から、「3大疾病PLUS ALIVE(プラスアライブ)」(「特定3疾病継続保障特約」と「がん薬物治療特約」を合わせた愛称)および「新先進医療・患者申出療養特約」の販売を開始するほか、“住友生命「Vitality」”における払込方法の拡大と骨髄移植ドナーに対する給付の対象範囲の拡大も実施する。
 生活習慣病であるがん(上皮内新生物を含む)・心疾患・脳血管疾患(以下、特定3疾病)は一度発症すると完治しない場合もあり、再発等によって治療が長引くと入院・手術費用以外にも外来治療費を含む諸費用や収入減少等が発生する可能性がある。加えて、近年がんを取り巻く環境が大きく変化しており、例えば、がん治療は抗がん剤治療等を中心に外来で受けるケースも増加している。
 こうした背景を踏まえ、住友生命では特定3疾病に対してまとまった一時金を何度でも保障し、がん保障の2回目以降の通院も保障対象とした「3大疾病PLUS ALIVE」を発売することにした。
 同商品の保障内容は次のとおり。
 ▽がん診断保険金(初回):保険期間中に生まれて初めてがんと診断確定されたとき、特定3疾病保険金額を1回を限度に支払う。
 ▽がん一時給付金(2回目以降):直前のがん診断保険金またはがん一時給付金の支払理由に該当した日から起算して1年経過後にがんで入院または所定の通院をしたとき、特定3疾病保険金額を支払う。支払限度はない。所定の通院とは、公的医療保険制度対象の手術・骨髄移植術・放射線治療・薬物治療(抗がん剤〈ホルモン療法を除く〉、疼痛緩和薬の投与・処方)、公的医療保険制度における先進医療・患者申出療養による療養が行われる通院を指す。
 ▽心疾患一時給付金:「初回」は心疾患で入院または手術を受けたとき、「2回目以降」は直前の心疾患一時給付金の支払理由に該当した日から起算して1年経過後に心疾患で入院または手術を受けたとき、特定3疾病保険金額を支払う。支払限度はない。
 ▽脳血管疾患一時給付金:「初回」は脳血管疾患で入院または手術を受けたとき、「2回目以降」は直前の脳血管疾患一時給付金の支払理由に該当した日から起算して1年経過後に脳血管疾患で入院または手術を受けたとき、特定3疾病保険金額を支払う。支払限度はない。
 契約年齢範囲は15~80歳、保険期間は定期型(更新型・全期型)・終身型。
 保険料払込期間は全期払・終身払・有期払。保険金額は最高100万円、最低10万円の範囲。この特約を付加できる保険種類は、▽プライムフィット▽ライブワン▽ドクターGO▽Qパック▽終身保険▽自由保険▽記念日宣言―がある。
 なお、がんのみ重点的に備えたいというニーズに応えるため「特定3疾病継続保障特約」の保障のうち、がん保障に特化した「がん診断継続保障特約(24)」も発売する。
 保険料例は、保険期間10年、特定3疾病保険金額100万円、クレジットカード月払料率で、Basicの場合は20歳男性660円、同女性870円、40歳男性2100円、同女性2760円。Vitality加入の場合は20歳男性561円、同女性739円、40歳男性1785円、同女性2346円。(BasicはVitality健康プログラムを利用しない場合の保険料。Vitality健康プログラムを利用する場合、保険料とは別にVitality利用料の払込みが必要となる。住友生命「Vitality」では、特定3疾病のリスクに備えるだけなく、特定3疾病にかかるリスクを減らすサポートも提供する)。
 「新先進医療・患者申出療養特約」の発売は、現行の「新先進医療特約」を改定し、「患者申出療養」を受けた際に全額自己負担となる患者申出療養にかかわる技術料もカバーする新特約として発売するもの。
 「傷害」または「疾病」により先進医療・患者申出療養による療養を受けたとき、先進医療・患者申出療養にかかわる技術料と同額を通算2000万円を限度に先進医療・患者申出療養保障充実給付金として支払う。また、先進医療・患者申出療養給付金の10%相当額を1回の療養につき50万円を限度に先進医療・患者申出療養給付金として支払う。
 契約年齢範囲は0~80歳、保険期間は定期型(更新型・全期型)・終身型は保険料払込期間は全期払・終身払・有期払。付加できる保険種類は、▽プライムフィット▽ライブワン▽ドクターGO▽Qパック▽終身保険▽自由保険▽記念日宣言―となる。通算加入限度は、先進医療・患者申出療養特約、新先進医療・患者申出療養特約を合わせて、1被保険者あたり1特約が加入限度。保険料はBasic75円、Vitality加入の場合63円。
 なお、新商品発売に伴い、既に「新先進医療特約」「先進医療特約」に加入している顧客に対してもその保障範囲を拡大し、患者申出療養を保障の対象(9月25日以後に受療したものに限る)とする。保障内容の変更にあたり、顧客の手続きは不要で保険料の変動はない。
 9月25日からのその他商品のレベルアップとして、“住友生命「Vitality」”の保険料・Vitality利用料について、現行の払込方法に加えて、「口座振替扱い」が選べるようにした。
 また、総合医療特約等で保障の対象としている骨髄移植ドナーに対する給付について、従来は骨髄から骨髄幹細胞を採取するための入院・手術のみを支払いの対象としていたが、今後は末梢血幹細胞移植における末梢血幹細胞を採取するための入院・手術についても支払い対象とした。既契約にも適用し、9月25日以降の支払理由発生時より対象とする。取り扱いの変更にあたり顧客の手続きは不要で、保険料の変動はない。
 対象となる商品は、▽(こども)総合医療特約▽(こども)入院保障充実特約(09)▽5年ごと利差配当付医療(終身・定期)保険▽無配当医療(終身・定期)保険(09)▽継続入院収入サポート特約。