2024.08.26 明治安田生命 無配当による低廉な保険料で福利厚生制度を支援 「明治安田のかんたん・おてごろ団体保険」発売

 明治安田生命は10月1日から、「明治安田のかんたん・おてごろ団体保険」(正式名称:無配当総合福祉団体定期保険)の販売を開始する。企業・団体の福利厚生制度の効率的な拡充ニーズを踏まえ、現在販売中の、企業・団体の弔慰金・死亡退職金などの財源確保を目的とした「総合福祉団体定期保険(有配当・無配当扱特約付)」を改定したもの。
 「明治安田のかんたん・おてごろ団体保険」は配当方式を無配当とし、死亡保障に特化したシンプルな保障内容とすることで、より低廉な保険料で福利厚生制度の充実を支援する。併せて、従業員・所属員等の健康増進に取り組み健康経営優良法人の認定を受けている企業・団体に対しては、保険料割引制度を適用する。また、インターネット上での手続きを可能とすることで、事務負荷の軽減を図った。
 保障内容は死亡保障のみで、被保険者が死亡した場合に、保険金受取人へ死亡保険金を支払う。高度障害の保障はない。契約者は企業・団体の代表者で、被保険者は従業員・所属員等全員加入とする(被保険者となることの同意確認が必要)。保険金受取人は被保険者の遺族だが、被保険者の同意を得たうえで、契約者とすることが可能。
 保険料は無配当とすることで、同社が現在販売中の総合福祉団体定期保険(有配当)と比較して低廉になる。
 被保険者年齢40歳、男女比6:4、配当控除前、割引適用なしの条件で、被保険者数20人・保険金額100万円の場合、従来商品(総合福祉団体定期保険(有配当))の月払保険料が5360円であるのに対し本商品は3940円となる。同保険金額200万円の場合、従来商品の月払保険料が1万720円であるのに対し本商品は7880円となる。被保険者数50人・保険金額100万円の場合は、従来商品の月払保険料が1万2250円であるのに対し本商品は8900円。同保険金額200万円の場合、従来商品の月払保険料が2万4500円であるのに対し本商品は1万7800円。被保険者数100人・保険金額100万円の場合は、従来商品の月払保険料が2万4500円であるのに対し本商品は1万7800円。同保険金額200万円の場合、従来商品の月払保険料が4万2000円であるのに対し本商品は3万円ちょうど。加えて、契約者から健康経営優良法人の認定を受けているとの申し出があった場合は、健康経営優良法人認定割引を適用する。
 手続きに関しては、無料の事務インフラである「団体ポータル」を活用することにより、申し込み手続きから契約後の各種事務手続きまでインターネット上で効率的に行うことができる。▽手続書類の授受が原則不要となり、発送等にかかる作業時間と費用を削減▽手続書類への団体印押印は原則不要▽チェック機能により記入漏れが防止できるため、手続書類の確認作業を軽減―といったメリットがある。
 明治安田生命では本商品発売について、「企業・団体にとって人材の確保・定着は経営の最優先課題の一つであり、従業員・所属員等の勤労意欲の向上につながる福利厚生制度を充実させることは、その課題解決に向けた手段の一つといえる。一方、従業員・所属員数が少ない企業・団体ほど、総合福祉団体定期保険未導入の傾向があり、従業員・所属員等の福利厚生制度の充実に向けて「事務負荷」「費用負荷」の面で課題を感じている経営者は少なくないと考えられる。そこで既存の商品と比べて事務負荷が少ない“かんたん”で、シンプルな保障内容とすることで低廉な保険料とした“おてごろ”な同商品を開発した。今後も多様な顧客ニーズを踏まえた商品開発を通じ、顧客に安心を届けるとともに、健康づくりを応援する」としている。