2022.10.24 ジェイアイ傷害火災 ウェブ完結の保険金請求実現、「Web海外旅行保険」発売
ジェイアイ傷害火災は、新型コロナウイルス感染症による影響から本格回復が期待される海外旅行に対応する新しい海外旅行保険「Web海外旅行保険」を、12月1日以降始期契約から販売する。商品・サービス内容の拡充、ウェブを活用した申込書レスの契約手続きおよびウェブ完結の保険金請求を柱にした新商品。
「Web海外旅行保険」は、同社がウェブ専用海外旅行保険「t@bihoたびほ」として販売中のリスク細分型特定手続用海外旅行保険をベースに、①補償範囲の拡大、総合補償特約の新設および保険料率の改定②現地駆け付けサービスの新設―をポイントとして開発したもの。これまでに寄せられた「顧客の声」や海外旅行保険を販売する保険代理店からの要望を反映し、各補償項目の補償範囲を拡大するとともに、複数の補償項目を統合した総合補償特約によって各種リスクをパッケージにし、新商品「ATTENDあてんど」として旅行代理店等の店頭販売を主体に販売する。基本補償では、傷害死亡、傷害後遺障害、疾病死亡を補償するほか、「海外旅行総合費用」として、▽治療・救援費用▽責任開始前疾病▽緊急歯科治療費用▽個人賠償責任▽携行品損害▽通貨盗難▽旅行事故緊急費用▽弁護士費用等▽特定事故保険金(入院一時金/海外地震等保険金)▽日本語ガイド等費用―をまとめて補償する。
新設の現地駆け付けサービスは、「ATTENDあてんど」の顧客に対して、現行のJiデスクでの海外サービスに加え、渡航先でのトラブル時にジェイアイ傷害火災のサポートスタッフが顧客のもとに駆け付け、安心して旅を楽しめるよう通訳サービス等のサポートを行うサービス(Jiデスク設置の海外36都市で所定の保険事故発生時)。
保険代理店での申込手続きのペーパレス化については、SMSまたはメールでウェブを活用する仕組みを導入し、ペーパレスでの契約手続きを実現した。これまで、旅行代理店等の保険代理店店頭で同社の海外旅行保険を申し込む場合は、顧客が保険申込書を記入・署名し、その記載内容を元に保険代理店が契約内容の登録、保険料領収および保険契約証の発行を行っていた。保険申込書が紙であることにより顧客には不便、保険代理店には事務負荷をかけていたが、ペーパレスでの契約手続きを実現することで、顧客の利便性を高めるとともに、保険代理店の事務負荷軽減を可能にした。JTBをはじめとする一部の旅行会社で契約する場合には、旅行申込データを保険申込データに連携することで、顧客の入力項目を極少化し、さらなる利便性の向上も実現している。
なお、従来のウェブ専用海外旅行保険「t@bihoたびほ」サイトも全面リニューアルし、より使いやすいウェブサイトに生まれ変わっている。
「Web海外旅行保険」では、保険金請求手続きのウェブ完結とペーパレス化も実現した。保険金請求サイトは、対話型で顧客に入力する方式を採用したので、抜け漏れなく請求手続きを簡単に進めることが可能となり、保険金を支払うまでの所要日数も短縮できる見込みだという。
一般に海外旅行保険では、従来型の紙による手続き(保険申込書を使った契約手続きや保険金請求書による保険金請求手続き等)では、その煩雑さによる加入意思喪失や記入不備等によって無保険状態となった場合に、旅行者等が重大な不利益を被るリスクが高くなっている。2019年からの新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、顧客の危機意識が高まり、デジタル化および非接触に対してのニーズが、一層高まっているという。そこでジェイアイ傷害火災では、多様化する顧客ニーズに応えるため、ウェブを有効活用した新しい海外旅行保険として「Web海外旅行保険」を開発した。