2022.09.06 東京海上日動 地震に備えるEQuick保険、Amazonギフト券対応版を発売
東京海上日動は8月15日、「地震に備えるEQuick保険 Amazonギフト券対応版」を同月から販売すると発表した。地震で観測された震度に応じて定額の保険金を支払う保険(インデックス保険)で、Amazon.co.jpのアカウントを利用して加入を可能とするといった「保険加入時における新たな顧客体験の提供」や、「保険金受け取り時における新たなプロセス構築」を目指す。
東京海上日動は、大規模地震発生時における「被災直後の当座の生活資金」の確保を目的として、2021年3月から居住する地域で観測された震度に応じて、定額の保険金を支払うインターネット専用商品「地震に備えるEQuick保険」(正式名:震度連動型地震諸費用保険)を販売している。
今回、同保険をより多くの人に提供するため「地震に備えるEQuick保険 Amazonギフト券対応版」を開発した。主にAmazon.co.jpのマーケットプレイス上に掲載されるバナー広告から加入可能な商品で、Amazonアカウントを通じた申込手続きやAmazon Payでの保険料の支払いに対応することで、よりシームレスな加入プロセスを実現するとともに、保険金をAmazonギフト券で受け取ることも可能とするなど、保険商品の提供における新たな仕組みの構築を目指している。
加入対象者は、「加入日時点で成人かつ本人名義のAmazonアカウントを持つ人」で、加入時にAmazonアカウント上に登録されている名前や住所等の情報が、保険加入時の必要事項として自動的に連携される。
保険金の支払条件は、居住する住居が所在するエリアで所定の震度以上の地震が発生した場合で、震度情報は、気象庁が公表する市区町村単位の震度情報を使用する。
補償プランとして「エコノミー」と「スタンダード」の2パターンを用意しており、エコノミープランは、震度ごとの保険金額が震度7で20万円、震度6強で5万円―となり、保険料は2400円/年。スタンダードプランは、同じく震度7で25万円、震度6強で10万円、震度6弱で5万円―となり、保険料は4800円/年。保険料の支払方法は、Amazon Payでの決済となる(一時払)。
保険金の受取方法として、地震発生後、最短3日で保険金をAmazonギフト券で受け取ることができることがポイントで、この場合は、加入時に保険金をAmazonギフト券で受け取ることについて同意確認を行っており、東京海上日動からAmazon Gift Cards Japan合同会社に対して、被保険者(補償を受ける人)の指示に基づき保険金を支払い、被保険者はAmazon Gift Cards JapanからAmazonギフト券を受け取る流れとなっている。加入後や保険金受取手続き時に、銀行口座への振り込みに変更することも可能となっている。
「地震に備えるEQuick保険」は、「被災直後の当座の生活資金」の確保を目的としており、被災者の生活再建を目的とした地震保険の機能を補完する位置付けの商品だ。保険金額は地震保険と比べて少額(最大25万円)であり、東京海上日動ではより補償の充実した地震保険も併せて顧客に勧めるとしている。