2022.08.17 三井ダイレクト損保 「強くてやさしい」企業を宣言、「強くてやさしいクルマの保険」発売へ 保険選び、事故対応、ドラレコで手厚いサポート

三井ダイレクト損保は7月26日、新中期経営計画の策定に伴いブランドコンセプトを刷新し、顧客に「強くてやさしい」を届ける企業として生まれ変わることを宣言するとともに、「強くてやさしい」を具現化する取り組みの第1弾として、「強くてやさしいクルマの保険」を発売すると発表した。補償や事故対応に「強い」保険であることに加えて、これからの自動車保険に本当に求められているのは、顧客が自ら選べて納得感があり価格もリーズナブルな「やさしい」保険であることであり、その二つを兼ね備えた商品として開発したとしている。

「強くてやさしい」とは、三井ダイレクト損保が顧客に対して“ありたい人格”を表したもので、「正直で公平で、本音であること。どこまでも顧客の立場を優先させる姿勢があり、心から尽くせること。親切で頼りになり、いざというときは守って差し上げられること。『強くてやさしい』存在であるから、顧客の視点に徹底的に立つことができる」という強い思い、決意を表しているという。そんな「強くてやさしい」企業となり、顧客に選ばれ続けることを目指していくとしている。
その具現化の取り組みとして発売する「強くてやさしいクルマの保険」では、ウェブ上に設置する「カンタン見積り機能」と顧客をフルサポートする「コンシェルジュ」の存在によりネット型自動車保険の難しさを解消して顧客の感じるハードルを引き下げ、「自ら選べて納得感があり、価格も安いこと」を実感できるとともに、ネット型でも「信頼の事故対応」や「レスキュードラレコ」があることで万一のときも安心だと感じられる商品を目指したという。
同保険で提供する「あなたのコンシェルジュ」は、ネット手続きに不安を感じる顧客にも、プロフェッショナルな顧客対応を高級ホテルやフライトアテンダントから習得した精鋭揃いのコンシェルジュが質の高い「おもてなし」を提供するサービスで、パソコンやスマホの操作は苦手という顧客に対しコンシェルジュが電話で丁寧に説明を行うほか、希望により入力代行にも対応し、補償項目の説明から実際の手続き方法までフルサポートする。顧客の状況や意向を確認しながら、補償内容の作成をサポートし、ニーズに合った最適な補償プランを提案。事前に証券画像の登録がある場合には、画面入力や電話での詳細確認の手間もなく、コンシェルジュがスムーズに補償の見直しを提案する。同社によると、こうしたサービスの提供は損保会社では初だという。
「事故対応」では、「わたしの解決サポーター」が年中無休24時間365日対応。事故発生の連絡を受けると、経験豊富なサポーターが状況を確認し、その場で適切なアドバイスを実施。顧客の意思を尊重した対応方針に沿って、事故解決までの対応フローを分かりやすく説明しながら、最適な対応を行う。「おまかせ事故対応サポート」では、「わたしの解決サポーター」をさらに技術アジャスター、医療アジャスターなど専門分野のプロからなるスペシャルチームがサポートし、事故解決に当たる。三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保のグループネットワークや、日本弁護士連合会との業務提携など、専門家集団が全面バックアップし、組織的な事故対応を行う。事故車両の修理には、同社の厳しい基準をクリアした通販業界ナンバーワン(提携数による比較。全国2100カ所を超える修理工場が提携ネットワークに加盟中)の優良な修理工場ネットワーク「信頼のネットワーク『ベストパートナー工場2100』」を利用できる。スムーズな修理に加え、顧客車両の引取・納車や、無料代車サービス、修理部分に不具合が生じた場合のワンオーナー永久保証も提供する。
オプションの「レスキュードラレコ」は、ドライブレコーダーが一定以上の衝撃を検知すると自動で安否確認デスクに連絡する。事故時の映像も記録・送信され、オペレーターが事故の初動に必要な対応をアドバイスし、救急車の出動要請を含め、顧客を迅速かつ的確にサポートする。ドライブレコーダーから送信された映像や位置情報を基に、AIが事故状況を分析し、事故状況を説明する顧客の負担を軽減しつつ、納得感のある迅速な事故解決につなげる。事故対応以外にも、車線逸脱や急加速・急減速時に警告音を発する「安全運転支援アラート」、顧客の運転傾向を得点表示する「運転診断レポート」など、事故の未然防止にも活用できる。同社によるとこうしたドラレコの提供はネット損保では初だという。
なお、同社は7月12日、「eドライバー保険」(正式名称:自動車運転者損害賠償責任保険)について、新規・継続ともに保険始期日が23年1月1日以降の契約を対象に販売を終了すると発表した。現在契約中の補償・サービス内容には販売終了に伴う影響はなく、契約内容変更や保険金支払いは従来どおり対応する。23年1月1日以降に満期を迎える契約は同社での継続ができない。一部の損保会社で類似商品が販売されているため、同社では各社ウェブサイト等を確認するよう顧客に促している。また、eドライバー保険の見積もり後、申し込み手続きを完了していない場合は、早めに手続きするよう呼び掛けている。