2022.04.18 かんぽ生命 医療環境に合わせた保障提供、「医療特約もっとその日からプラス」発売
かんぽ生命は4月1日から、「医療特約もっとその日からプラス」(無配当傷害医療特約(R04)、無配当総合医療特約(R04))と、同じく「医療特約もっとその日からプラス」(引受基準緩和型無配当総合医療特約(R04))の販売を開始した。最近の医療環境を踏まえ、短期・長期の入院、外来の手術にも手厚い保障を提供するため、従来の「医療特約その日からプラス」をリニューアルしたもの。
「医療特約もっとその日からプラス」は、基本契約とセットで提供することで、顧客の希望にあった死亡保障と医療保障を提供する。今回、顧客の医療費負担にマッチした医療保障を提供することをコンセプトに、1カ月ごとに生じる高額療養費制度適用後の医療費の自己負担額については「入院一時金」、入院日数ごとに生じる食事代・差額ベッド代、その他雑費には入院日数に応じて支払う「入院保険金」で備えることができるようにリニューアル。
また、医療の進展により外来の手術が定着し、入院中の手術と外来の手術の割合はほぼ半分になっていることから(同社調べ)、どちらの手術でも同じ金額を支払うようにした。
標準タイプの「医療特約もっとその日からプラス」では、これまで入院保険金日額を特約基準保険金額の1.5/1000(保険金額100万円の場合、入院保険金日額1500円)としていたものを、特約基準保険金額の1.0/1000(保険金額100万円の場合、入院保険金日額1000円)に変更した。日帰り入院から保障する点と、1回の入院につき120日分まで支払う点については変更はない。一方、入院一時金については、これまで1回の入院について1日目に入院保険金日額の5倍の金額を「入院初期保険金」として支払っていたが、新商品では「入院一時金」に名称を変更、入院の日数が1日・30日・60日・90日・120日の各日数に達したとき(1回の入院につき最大5回)、入院保険金日額の20倍の金額の「入院一時金」を支払うようにした。入院保険金日額が1000円の場合、1回で支払う入院一時金は2万円となる。
また、手術保険金は、これまで入院中の手術で入院保険金日額の20倍、外来の手術で入院保険金日額の5倍を支払っていたが、新商品では入院中・外来の手術ともに、入院保険金日額の10倍の支払いとなった。放射線治療保険金は変更ない。
引受基準緩和型の「医療特約もっとその日からプラス」についても、入院保険金日額をこれまで特約基準保険金額の1.5/1000としていたものを、特約基準保険金額の1.0/1000に変更した。日帰り入院から保障する点と、1回の入院につき60日分まで支払う点については変更はない。入院一時金については、これまで1回の入院について1日目に入院保険金日額の5倍の金額を「入院初期保険金」として支払っていたが、新商品では「入院一時金」に名称を変更、入院の日数が1日・30日・60日の各日数に達したとき(1回の入院につき最大3回)、入院保険金日額の10倍の金額の「入院一時金」を支払うようにした。入院保険金日額が1000円の場合、1回で支払う入院一時金は1万円となる。
手術保険金は、これまで入院中の手術で入院保険金日額の10倍、外来の手術では入院保険金日額の5倍を支払っていたが、新商品では入院中・外来の手術ともに、入院保険金日額の10倍の支払いとなった。放射線治療保険金は変更ない。
基本契約とのセットでは、パンフレットでは、30代の人向けの無配当総合医療特約(R04)の加入イメージを「大切な家族の生活を、ずっと安心で支えていきたい方へ」として、5倍型終身保険・2倍型終身保険・特別終身保険に付加した場合、「大切な家族のために、安心の保障を手頃な保険料で用意したい方へ」として定期保険・10倍型特別養老保険・5倍型特別養老保険に付加した場合の加入イメージを示している。また、50代の人向けには、「退職後の人生を考えて、一生涯の安心を準備したい方へ」として5倍型終身保険・2倍型終身保険・定額型終身保険に付加した場合、「退職後の人生を楽しむために、今のうちに準備したい方へ」として、5倍型特別養老保険・2倍型特別養老保険・普通養老保険に付加した場合の加入イメージを示している。
基本契約の5倍型終身保険に無配当総合医療特約(R04)(無解約返戻金型)を付加した場合の保険料例は、保険期間終身、口座払込み、基本契約の保険料払込済年齢60歳、無配当総合医療特約(R04)〈無解約返戻金型〉の保険料払込済年齢95歳、基本契約の基準保険金額300万円、無配当総合医療特約(R04)(無解約返戻金型)の特約基準保険金額500万円で、30歳男性で6400円(基本契約2400円、特約4000円)、同女性6160円(基本契約2160円、特約4000円)となっている。