2021.10.05 「事業賠償・費用総合保険」発売、多様化する賠償リスクをワンストップで補償
AIG損保は9月27日、「事業賠償・費用総合保険(ALL STARs)」を発売した。保険始期 12月1日分から。既存の商品を統合することで、国内賠償、海外賠償、生産物品質の各補償を、顧客の事業形態やニーズに合わせ、簡便な引受けプロセスによりワンストップで契約できるようにした。補償内容を把握しやすいようにするとともに、サイバー攻撃による保険事故の増加などに合わせた「個人情報漏洩補償/サイバー攻撃対応費用補償特約」など、補償の拡充も図った。
消費者のニーズの変化、経済のボーダーレス化、テクノロジーの発展などに合わせ、事業の多角化、国際化、効率化を進める中小企業が増えている。それに伴い、企業を取り巻く環境も大きく変化し、損害賠償リスクも多様化している。デジタル化によるサイバーリスク、誰もが手軽に発信できるSNS時代の風評リスク管理、食の安全などへの意識の高まり、建設業界における自然災害への取り組みなど、事業によって対応すべきリスクマネジメントは多岐にわたる。「事業賠償・費用総合保険(ALL STARs)」は、このような事業環境の変化に合わせた顧客のさまざまなニーズにきめ細かく応え開発したもの。
統合した既存商品は、事業総合賠償責任保険STARs(建設業、製造・販売業、サービス業、人材派遣業など業種別)、WorkRisk限定型(STARs海外版)、生産物品質保険(CPI/CPI限定型)で、「ALL STARs」では、国内賠償、海外賠償、生産物品質の補償を1証券で提供する(単体のみの選択も可能)。さらに、近年の多様化するリスクへも対応できるよう「個人情報漏洩補償/サイバー攻撃対応費用補償特約」「製造業E&O(業務過失)特約」「対物超過費用補償」など補償の選択肢を拡充させた。
AIG損保は、リスク情報や商品・サービスについて、顧客の目線に立って分かりやすく伝える「ACTIVE CARE」という事業戦略コンセプトを掲げており、企業がよりシンプルにリスクマネジメントできるよう、さまざまな商品・サービスを提供していくとしている。