2021.02.10 明治安田生命 法人向け保障選択制定期保険を発売[2021年]

 明治安田生命は2月2日から、法人向け商品「保障選択制」定期保険〈5年ごと配当付保障選択制定期保険〉を発売した。これまでの「生活障害保障定期保険」をリニューアルし、「生活障害保障」に「がん保障」を新たに加え、二つの保障タイプから選択できるようにした。経営者が「所定の日常生活制限状態」や「所定の悪性新生物(がん)」となり不在になったときの事業保障資金から、「万一」のときの死亡退職慰労金・弔慰金、勇退時の生存退職慰労金等まで、幅広いニーズに応える。
 「保障選択制」定期保険は、保険期間を通じた「所定の日常生活制限状態」(生活障害保障タイプ)や「所定の悪性新生物と診断確定されたとき」(がん保障タイプ)の保障とともに、第2保険期間は同額の死亡保障を準備できることがポイント。
 解約時の返戻金は、勇退時の生存退職慰労金等の財源としても活用でき、また、契約者貸付制度を利用して、保障を継続しながら緊急時の資金ニーズに対応することもできる。保険期間や第1保険期間を選択できるほか、保険金の年金受取など、法人の事業計画等へ柔軟に対応できることもポイント。
 生活障害保障タイプの保障内容は、被保険者が、責任開始時以後に発病した疾病または発生した傷害によって、責任開始時から保険期間の満了時までに「所定の日常生活制限状態」に該当したときに「生活サポート保険金」(基準保険金額)、被保険者が責任開始時から第1保険期間の満了時までに死亡したときに「死亡給付金」(積立金)、被保険者が第2保険期間中に死亡したときに「死亡保険金」(基準保険金額)を支払う。
 「所定の日常生活制限状態」とは、①身体障害者障害程度等級表の1級・2級の身体障害者手帳の交付〈身体障害者福祉法に一部連動〉②所定の身体障害表の第1級の障害状態(高度障害状態)あるいは片側半身の障害③要介護3以上〈公的介護保険制度に連動〉あるいは寝たきりによる要介護状態が180日継続あるいは認知症による要介護状態が180日継続―となる。
 がん保障タイプの保障内容は、被保険者が、責任開始時の属する日からその日を含めて90日を経過した日以後保険期間の満了時まで、責任開始時以後初めて悪性新生物と診断確定されたとき「がん保険金」(基準保険金額)を支払う。また、「死亡給付金」「死亡保険金」は、生活障害保障タイプと同様の保障内容で支払う。
 契約年齢範囲は、20歳~70歳で、第1保険期間は1年・3年・5年・7年・10年・15年・20年・25年・30年から選択。保険期間・保険料払込期間は30歳~98歳満了。保険金額の範囲は、生活障害保障タイプが500万円~5億円、がん保障タイプが100万円~2億円。
 保険料例は、生活障害保障タイプで基準保険金額1億円・新年掛で、契約年齢40歳、保険期間・保険料払込期間満了年齢75歳の場合、第1保険期間5年で、男性254万8400円、女性158万4700円、同10年で男性243万4600円、女性152万6100円。契約年齢50歳、保険期間・保険料払込期間満了年齢80歳の場合、第1保険期間5年で、男性394万4500円、女性255万4200円、同10年で男性362万3700円、女性240万8100円。
 がん保障タイプで基準保険金額1億円・新年掛で、契約年齢40歳、保険期間・保険料払込期間満了年齢75歳の場合、第1保険期間5年で、男性269万3300円、女性198万6100円、同10年で男性260万4800円、女性190万7900円。契約年齢50歳、保険期間・保険料払込期間満了年齢80歳の場合、第1保険期間5年で、男性407万7900円、女性260万1300円、同10年で男性379万9600円、女性240万2400円。