2021.01.13 ■第一生命 「ジャスト」シリーズに追加、「総合医療一時金保険」発売[2021年1月2日]

 第一生命は、「ジャスト」シリーズのラインアップの一つとして1月2日から、「総合医療一時金保険」の販売を開始した。従来、入院日数に応じて給付金を支払う日額タイプの医療保険を販売してきたが、入院日数の短期化、医療技術の進歩などによる入院1日当たりの医療費・諸費用の自己負担額の増加、短期間の入院でも入院中の医療費以外に食費や家族の交通費などさまざまな費用が発生すること、入院中だけではなく入院前後での通院による治療の機会も増加するなど治療の形が多様化していること、入院前の支援強化、地域包括ケアシステムの構築、新型コロナウイルス感染症の拡大によるオンライン診療の活用等が検討される中、今後より一層治療の多様化が予想されること―などの背景を踏まえ、まとまった一時金で入院に備える同商品を新発売したもの。
 「総合医療一時金保険」は、①病気やケガによる入院に対してまとまった一時金を支払うことで入院中や入院前後にかかる費用を保障(新型コロナウイルス感染症による入院も保障)②「支払限度の型」や「保険契約の型」など契約者のニーズに合う設計を選択できる③「健康診断割引特約」を適用し保険料を割り引く④特定自然災害による死亡を保障―といった点が特長。
 「保険契約の型」はA型・B型・C型より選択できる。A型の保障内容は、病気・ケガによる「1回の入院」について、入院日数が限度日数(1回型:入院日数1日、2回型:同1日・30日、4回型:同1日・30日・60日・90日―より選択できる)に達したとき、総合入院給付金として基準給付金額を通算100回まで支払う。また、病気・ケガによって入院中に手術を受けたときは手術給付金として基準給付金額×10%か50%(選択可能)、入院中以外の手術は基準給付金額×10%を無制限に支払う。その他、放射線治療給付金、骨髄ドナー給付金、特定自然災害死亡給付金も支払う。特定自然災害死亡給付金は、災害救助法が適用された自然災害(特定自然災害)によって、その発生した日から数えて180日以内に死亡したときに支払うもの。特定自然災害とは、暴風・豪雨・豪雪・洪水・高潮・地震・津波またはその他異常な自然現象による災害のこととしている。
 保険契約B型は、A型に生活習慣病入院給付金が加わり、C型ではA型に女性特定疾病入院給付金が加わる。
 保険料(月払口座振替)は、基準給付金額:30万円、保険契約の型:A型、「入院中の手術」の給付割合:10%、入院給付金の支払限度の型:1回型の場合、保険期間定期(10年更新)で、25歳男性は2616円・健診割基本割引適用で2475円、同女性は4284円・健診割基本割引適用で4173円、35歳男性は3285円・健診割基本割引適用で3132円、同女性は4170円・健診割基本割引適用で4047円、45歳男性は5100円・健診割基本割引適用で4923円、同女性は4191円・健診割基本割引適用で4044円となる。55歳男性(保険期間終身―以下同様)の保険料は1万1703円、同女性は8925円、65歳男性は1万5771円、同女性は1万1763円となる。
 同社では、入院日数の短期化や医療技術の進歩といった医療の実態を踏まえて医療保障商品を進化させることで病気やケガの際の契約者の経済的なサポートをより効果的に提供し、「健診割」を本商品に適用することで健康増進に取り組む契約者や健康を意識する契約者を応援し、QOL向上に貢献する新たな付加価値を提供することによって、日本が抱える社会的課題の解決に挑戦する取り組みをより一層推進するとしている。