2016.10.13 日本生命が営業職員向けに新システム導入、ライフイベントの手続き支援

 日本生命は9月26日、約5万人の営業職員が使用する携帯端末「REVO」に、新システム「まごころナビ」を導入し運用を開始した。同システムを活用することで、結婚や就職などのライフイベントに伴って必要となる手続きでの利便性を向上させた。
 「まごころナビ」は、ライフイベントごとに必要な手続きを一覧で表示でき、顧客に現在の契約内容を確認してもらいながら、各手続きについて漏れなく希望を確認することができる。また、特に利用の多い20種類の手続き(2015年度実績で約470万件)については説明を充実させ、より分かりやすくスムーズな案内を可能にした。ライフイベントが発生した顧客に必要な手続きを漏れなく案内する仕組みについては、特許も出願中だという。
 また、従来、書面でのみ受け付けていた「受取人の変更」「指定代理請求人の変更」「契約者・被保険者の改姓」「送金口座(取引口座)の変更」の4手続き(15年度実績で約92万件)についてペーパーレスを実現。画面の案内に沿って必要項目を入力することで、これまで約1週間必要だった手続き期間を短縮し、最短で翌日に完了するようにした。
 同社では顧客を訪問して説明や確認を行う「ご契約内容確認活動」をはじめ、営業職員による対面のアフターサービスの充実や手続きの利便性向上に取り組んでいる。