2025.04.09 朝日生命 生活習慣病保険等の保障をさらに手厚く 「がん自由診療特約」を発売
朝日生命は4月2日から、新商品「がん自由診療特約」(正式名称:無配当がん自由診療特約(医療保険)(返戻金なし型))の販売を開始した。「生活習慣病保険」「医療保険(2010)」「がん保険(2015)」に付加できる特約で、がんの治療を目的として、所定の「自由診療による抗がん剤治療」を受けた月ごとに給付金月額を支払う。
「がん自由診療特約」の保障内容は、がんの治療を目的として、日本国内の病院または診療所において所定の「自由診療による抗がん剤治療」を受けたときに、がん自由診療給付金月額を月1回通算30カ月を限度に支払うもの。契約年齢範囲は15~85歳で、取扱金額は50万円または100万円。日本では未承認・適応外の医薬品を用いた「自由診療による抗がん剤治療」を、最大100万円の月額で保障し、最長30カ月を保障するため、治療が長期化した場合も安心を提供できることがポイント。
主契約が定期タイプの場合は10年更新で、主契約が終身タイプの場合も保険期間は10年更新だが、契約年齢70歳以上の場合は保険期間が終身となる。
所定の「自由診療による抗がん剤治療」とは、公的医療保険の給付対象および先進医療のいずれにも該当しない抗がん剤治療のうち、次のいずれかを満たす医薬品を使用した治療をいう。
①欧米で承認された医薬品(当該承認において、被保険者が診断確定された「がん」に対する効能または効果が認められた医薬品)
②患者申出療養による療養として使用された医薬品
がん自由診療給付金月額100万円、保険期間・保険料払込期間が10年で、月払口座・クレジットカード料率の保険料例として、20歳男性77円、同女性87円、30歳男性86円、同女性139円、40歳男性131円、同女性303円、50歳男性226円、同女性410円、60歳男性480円、同女性534円、70歳男性1006円、同女性762円―が示されている。
現在のがん治療方法には、がんの種類や患者の状態に応じて実施される、手術・抗がん剤治療・放射線治療の「3大治療」があり、近年では抗がん剤治療の実施件数が増加している。公的医療保険の対象となっている治療法では十分な効果が得られない場合などに、日本国内では公的医療保険の適用外である未承認薬・適応外薬を使用する自由診療を行うことがある。欧米では新薬が日々開発され、医薬品数も増加しているが、日本国内で承認されるまでには年単位での時間がかかることもある。
未承認薬・適応外薬を使用した治療は「自由診療」となり、薬剤費を含む治療にかかるすべての費用が全額自己負担となることがある。抗がん剤治療は長期間にわたって行うこともあるため、経済的な理由で治療を諦める場合もある。
朝日生命では、「それぞれの状態に合ったがん治療を経済的な心配をすることなく選択できるように、公的医療保険の適用外となる『自由診療による抗がん剤治療』を保障の対象とし、高額となる自己負担をカバーできる特約として『がん自由診療特約』を開発した。この商品の発売に伴い、従来より提供しているがんをはじめとした生活習慣病を一時金で保障する『7大疾病一時金特約』や先進医療による療養を保障する『先進医療特約』と組み合わせて加入していただくことで、がんに対する保障をさらに幅広くカバーできるようになった」としている。