明治安田生命は４月１日、「円貨建・明治安田の一時払終身保険」「外貨建・明治安田の一時払終身保険」（正式名称：５年ごと配当付利率変動型一時払終身保険（指定通貨建））を発売した。もしものときに家族に残すための「死亡保障」と、将来のための「資産形成」の機能を兼ね備えた商品で、契約当初から充実した死亡保障を準備することが可能。指定通貨は、為替の影響を受けない「円貨建」または、米国の金利を生かした「米ドル建」から選択でき、充実した死亡保障を一生涯準備できる。
　同商品は、契約日から基本保険金額より大きな死亡保障を準備できる仕組みとなっている点が特長だ。予定利率が予定利率計算基準日に更新することも特長で、最低保証予定利率（０．２５％）を上回った場合、死亡保険金が増加する。「基本保険金額に基づき計算される金額」または「被保険者が死亡した日における返戻金額」のいずれか大きい金額が死亡保険金として支払われる。一度増加した死亡保険金は減少しない。予定利率が更新されることで、解約返戻金の増加も期待できる。予定利率計算基準日は、外貨建が契約日から１０年ごとまたは３０年ごと、円貨建が契約日から１５年ごとまたは３０年ごと―となっている。
　主な取り扱いについて、契約年齢範囲は予定利率計算基準日が契約日から１０年ごと（外貨建）、同１５年ごと（円貨建）の場合で、被保険者年齢が０～９０歳、契約者年齢が１８～９０歳。円貨建・外貨建ともに契約日から３０年ごとの場合で、被保険者年齢が０～８０歳、契約者年齢が１８～８０歳。
　契約時および予定利率計算基準日における予定利率の設定は、月に２回（１日・１６日）の設定。
　最低一時払保険料は１００万円で、保険料の単位は１０万円。
　最高一時払保険料は、被保険者年齢０～１５歳で契約日における死亡保険金１０００万円（相当額）（注）に対応する保険料、１６歳と１７歳で契約日における死亡保険金５０００万円（相当額）（注）に対応する保険料、１８～９０歳で契約日における死亡保険金５億円（相当額）（注）に対応する保険料―となる。医師による診査や健康状態の告知が必要となる。
　円貨建の死亡保険金の受取率は、予定利率更新期間１５年で予定利率１．８０％の場合、５０歳男性の加入時死亡保険金率は１２１．８％、１６年目死亡保険金率は１４９．９％。同女性の加入時死亡保険金率は１２２．１％、１６年目死亡保険金率は１５２．２％。６０歳男性の加入時死亡保険金率１２０．７％、１６年目死亡保険金率１４２．８％、同女性の加入時死亡保険金率１２１．７％、１６年目死亡保険金率１４８．３％。予定利率更新期間３０年で予定利率２．００％の場合、５０歳男性の加入時死亡保険金率は１５５．１％、３１年目死亡保険金率は１８２．４％、同女性の加入時死亡保険金率１５９．１％、３１年目死亡保険金率１９８．６％。６０歳男性の加入時死亡保険金率は１４４．６％、３１年目死亡保険金率は１５７．１％、同女性の加入時死亡保険金率１５３．２％、３１年目死亡保険金率１７１．８％―。
　外貨建の死亡保険金の受取率は、予定利率更新期間１０年で予定利率が４．５０％の場合、５０歳男性の加入時死亡保険金率は１４７．４％、１１年目死亡保険金率は２１９．８％、２１年目死亡保険金率は３２０．１％。同女性の加入時死亡保険金率は１４８．３％、１１年目死亡保険金率２２３．１％、２１年目死亡保険金率３３２．１％。６０歳男性の加入時死亡保険金率は１４５．２％、１１年目死亡保険金率は２１１．５％、２１年目死亡保険金率は２８５．２％。同女性の加入時死亡保険金率１４７．０％、１１年目死亡保険金率２１８．８％、２１年目死亡保険金率３１１．１％―。予定利率更新期間３０年で予定利率４．５０％の場合、５０歳男性の加入時死亡保険金率は２９４．１％、３１年目死亡保険金率は４２６．３％。同女性の加入時死亡保険金率３１６．４％、３１年目死亡保険金率５２６．６％。６０歳男性の加入時死亡保険金率は２４４．５％、３１年目死亡保険金率は２９６．２％。同女性加入時死亡保険金率２８４．４％、３１年目死亡保険金率３７０．７％―となる。
　（注）「外貨建・明治安田の一時払終身保険」の場合、円により払い込まれた一時払保険料に基づき計算される金額。