2024.12.19 はなさく生命 保障と資産形成を同時に実現 「はなさく変額保険」発売 加入に至らない若年層に訴求

 はなさく生命は1月6日から、新商品「はなさく変額保険」(有期型)の発売を開始する。主契約は死亡・高度障害を保障する「基本プラン」と、保障範囲を身体障害・要介護状態にまで拡大した「障害・介護プラン」の二つのプランから選択可能で、上皮内がんを含む3大疾病や特定8疾病等により所定の事由に該当した場合に以降の保険料払込みを免除する「保険料払込免除特約」も付帯できる。特別勘定は厳選した10種類を用意しており、万一の際の保障の確保と将来の資産形成を同時にサポートする。
 「はなさく変額保険」の「基本プラン」では、死亡または高度障害状態に該当した場合に死亡・高度障害保険金を支払い、「障害・介護プラン」では、これらに加え、身体障害者福祉法に定める1~4級の障害に該当し身体障害者手帳を交付されたとき、公的介護保険制度による要介護1以上に該当していると認定されたときに障害・介護保険金を支払う。
 支払額は基本保険金額と積立金額のいずれか大きい金額としており、特別勘定の運用実績にかかわらず基本保険金額を最低保証する。保険期間満了時に生存している場合は、運用実績に応じた積立金額を満期保険金として支払う。いずれのプランにも「保険料払込免除特約」を付加することができ、払い込み免除後も保険期間満了まで保障や資産形成が継続される。
 最長保険期間は男女とも80歳までだが、「基本プラン」では女性のみ85歳まで設定でき、毎月の保険料を抑えると同時に、より長期の保障と運用期間の確保が可能になる。また、積立金に係る合計費用を低水準に設定することで効率的な資産形成を後押しする。
 この他、被保険者が死亡した際の相続等の手続きを支援する「ご遺族あんしんサポート」や専門家への健康相談などの各種サービスを併せて提供する。
 保険料例(保険期間・保険料払込期間80歳満期、月払、基本保険金額1000万円)は、「基本プラン」で「保険料払込免除特約」なしの場合、40歳男性が1万6360円、同女性が1万5080円、50歳男性が2万4910円、同女性が2万2770円、「保険料払込免除特約」(3大疾病Ⅲ型)付加の場合、40歳男性が1万9790円、同女性が1万7960円、50歳男性が3万2490円、同女性が2万7870円。
 「障害・介護プラン」「保険料払込免除特約」なしの場合、40歳男性が1万8310円、同女性が1万6720円、50歳男性が2万7850円、同女性が2万5160円、「保険料払込免除特約」(同条件)付加の場合、40歳男性が2万2150円、同女性が1万9920円、50歳男性が3万6330円、同女性が3万800円となる。
 発売に先駆け12月11日に同社本店で行われた新商品発表会では、柏原宏治社長が同社の取り組みについて説明した。
 同社は2019年の開業以来、新たな価値を創出する「ニュー・インシュアランス・クリエイター」となることを目標に、時代の変化に合わせた同社特有の商品・サービスを提供している。
 同社では、従来の商品・サービスや販売チャネルだけでは解決できない保険業界の課題を①加入を続けられないお客さま②応えきれないニーズ③加入に至らないお客さま―の三つに分類し、①②への対応として、新聞広告・テレビCMなどを通じた中高年・シニア層向けの安価でシンプルな商品の販売や、心身の変化による不調に悩まされながらも仕事・育児・介護に従事する女性を支える商品の開発および女性の健康課題に寄り添いサポートする「I,m OK? PROJECT」の発足などに取り組んできた。
 今回、③への対応として、生命保険加入率の低い若年層が、掛け捨てタイプの保障よりもNISAなどの積立投資ができる金融商品に関心を持っているという調査結果を踏まえ、資産形成をベースに死亡保障をはじめとする幅広い保障をセットした「はなさく変額保険」を開発した。
 柏原社長は、「資産形成と保障を同時に実現しながら保険料払込免除や生命保険料控除など保険ならではのメリットも享受できる『はなさく変額保険』は、大変魅力的な商品だと思っている。代理店チャネルに加えウェブ広告を中心としたダイレクトチャネルを活用するとともに、LINEを通じて顧客と直接つながるなどチャネルに頼らない方法も追求して当商品を普及させ、社会課題の解決に貢献していきたい」と述べた。