2024.10.17 ライフネット生命 保険期間10年~30年で選択可能 定期医療保険を新発売 低廉な保険料でZ世代にアピール
ライフネット生命は10月1日から、定期医療保険「じぶんへの保険Z(ゼット)」、同「じぶんへの保険Zレディース」の販売を開始した。入院や手術などの必要な保障に特化した医療保険「じぶんへの保険」シリーズの最新となる医療保険で、保険期間が10年から選択できる「定期型」であることが最大のポイント。同一の保障内容および契約年齢で比較した際、保障が一生涯続く終身型の医療保険に比べて加入時の保険料が安く抑えられることから、収入がそこまで多くなく、また、貯蓄が十分ではない若い世代にとって活用しやすい医療保険―としている。
保障内容は、シンプルな保障で保険料の安さを重視する人のための「エコノミーコース」、がんや先進医療の保障がほしい人のための「おすすめコース」の二つから選ぶことができ、どちらのコースを選択しても、日帰り入院でも5日分の入院給付金が受け取れるという短期入院に手厚い保障としている。
「じぶんへの保険Z」の「エコノミーコース」では入院給付金と手術給付金を保障、「同レディース」の場合は、これに加えて女性入院給付金を保障する。「おすすめコース」ではこれらに加えて、がん治療給付金、先進医療給付金、先進医療見舞給付金を保障するほか、3大生活習慣病の場合、入院の支払限度日数が無制限となる。
▽入院給付金:入院給付金日額×入院日数(日帰り入院を含む5日以内の入院のときは、入院給付金日額の5日分)を支払う。1回の入院について60日、保険期間(更新契約の保険期間も含む)を通じて1095日まで(おすすめコースの場合、所定の3大生活習慣病の治療を目的として入院した場合、支払限度日数が無制限)。入院給付金日額は、5000円・8000円・1万円・1万2000円・1万5000円―から選択。
▽手術給付金:①入院中(入院を伴う場合)は入院給付金日額×10②外来(入院を伴わない場合)は入院給付金日額×5③骨髄幹細胞の採取術は入院給付金日額×10―を支払う。
▽女性入院給付金(「同レディース」のみ):入院給付金日額×入院日数(日帰り入院を含む5日以内の入院のときは入院給付金日額の5日分)を支払う。1回の入院について60日、保険期間(更新契約の保険期間も含む)を通じて1095日まで。
▽がん治療給付金(おすすめコースのみ):入院給付金日額×100(年に1回を限度に保険期間〈更新契約の保険期間を含む〉を通じて最大5回まで)を支払う。
▽先進医療給付金(おすすめコースのみ):先進医療の技術料と同額(保険期間〈更新契約の保険期間を含む〉を通じて2000万円まで)を支払う。
▽先進医療見舞給付金(おすすめコースのみ):療養1回につき、10万円を支払う。
主な取り扱いは、契約年齢は18歳~70歳で、保険期間・保険料払込期間は、10年・20年・30年(90歳まで自動更新。年齢によって選択できる保険期間が異なる。更新時には更新時の年齢、保険料率によって保険料が再計算されるので、多くの場合、保険料は更新前よりも高くなる)。
保険期間満了日の2カ月前までの申し出で、その時の健康状態にかかわらず、所定の範囲内で終身医療保険に移行することができる。
保険料例は、エコノミーコースで入院給付金日額5000円、保険期間・保険料払込期間10年の場合、20歳男性610円、同女性865円、30歳男性765円、同女性1275円、40歳男性1097円、同女性1308円、50歳男性1811円、同女性1647円。
なお、ライフネット生命は、顧客が支払う保険料のうちの付加保険料を開示している。前記の例で30歳男性の月額保険料765円については、純保険料465円、付加保険料300円、同女性の月額保険料1275円については、純保険料834円、付加保険料441円―としている。
ライフネット生命では、今回の定期医療保険の発売について、「当社は創業時より、『生命保険料を半分にして安心して子どもを産み育てられる社会を作りたい』という思いのもと、低廉で必要十分な保険をお客さまに提供してきた。当社の主力商品である『定期死亡保険』に代表されるように、保険料そのものが低廉な『定期型』の保険商品は、ライフプランが変動しやすく収入が安定しにくい若い世代が必要な保障を確保するのに合理的な選択肢だと考えている。保険は人生の変化や保障の必要性に合わせて『定期的に見直す』という創業時から伝えてきたメッセージに立ち返り、定期型の医療保険を発売する運びとなった。商品名にある『Z』には、Z世代に代表されるような、これからを生きる若い世代にお届けしたい、というメッセージが込められている」と説明している。