2024.10.04 明治安田生命 円建一時払終身保険 「円貨建・エブリバディプラス」を発売 金融機関専用 電子手続き、ペーパーレス可能
明治安田生命は10月1日から、提携金融機関で「円貨建・エブリバディプラス」(正式名称:5年ごと利差配当付利率変動型一時払特別終身保険(2年間死亡保障抑制型))の販売を開始した。電子手続で申し込むことが可能な金融機関専用の商品で、手続きをデジタル化、ペーパーレス化することでCO2排出量を削減し、地球環境に配慮した商品。
明治安田生命では、「円貨建・エブリバディプラス」を新たに構築した基幹システムを通じて提供することで開発コストも抑制した。各種手続きのウェブ化や書類削減等を行うことで、そのコスト削減効果は受取率の向上等を通じて顧客に還元している。
同商品は一時払終身保険で、契約にあたり健康告知や職業告知は不要。また、契約日から2年間の死亡保険金を抑えることで、2年経過後の死亡保障が大きく増加し、例えば、葬儀費用やお墓の建立費用、相続税の支払いなど「より早期に大きな死亡保障を準備したい」という顧客ニーズに応えるようにした。予定利率計算基準日(被保険者の契約年齢が60歳~80歳の場合契約日から30年経過後、被保険者の契約年齢が81歳~90歳の場合契約日から20年経過後)の予定利率が最低保証利率(0.25%)を上回る場合は、さらに死亡保障が増加する。
保障内容は、被保険者が第1保険期間中(契約日から起算した2年間)に死亡したとき、▽一時払保険料相当額▽被保険者が死亡した日の積立金相当額▽被保険者が死亡した日の返戻金額―のいずれか大きい金額を死亡保険金として死亡保険金受取人に支払う。
また、被保険者が第2保険期間中(第1保険期間の満了日の翌日から終身)に死亡したとき、▽一時払保険料を基準に、契約日における予定利率、被保険者の年齢および性別に基づいて計算される所定の死亡保険金額(予定利率計算基準日における予定利率が最低保証予定利率を上回っている場合、予定利率計算基準日以降、「予定利率計算基準日における予定利率に基づき算出される金額」に増額)▽被保険者が死亡した日の返戻金額―のいずれか大きい金額を死亡保険金として死亡保険金受取人に支払う。
契約年齢範囲は契約者が18~90歳、被保険者が60~90歳。
一時払保険料の範囲と単位は、最高が第2保険期間開始日の死亡保険金5億円に対応する保険料、最低は100万円で、単位は10万円。
予定利率は契約時に月2回設定、発売時は被保険者の契約年齢60歳~80歳の場合1.80%、81歳~90歳の場合1.30%。
契約日から2年経過後の第2保険期間開始時の死亡保険金の率(契約時の予定利率を適用して算出した予定利率更新前の死亡保険金について「死亡保険金額÷一時払保険料×100」)は、60歳男性145.6%、同女性154.7%、70歳男性129.3%、同女性139.2%、80歳男性115.4%、同女性122.0%、90歳男性106.4%、同女性108.6%。
解約返戻金受取率(60歳~80歳は、解約計算日に定める利率が契約日の予定利率と同水準と仮定して市場価格調整を適用した各年の契約応当日前日の解約返戻金について「解約返戻金額÷一時払保険料×100」、30年経過後の契約応当日前日時点の解約返戻金は契約日に確定する。90歳も同様の計算で、20年経過後の契約応当日前日時点の解約返戻金は契約日に確定する)は、〈5年後〉60歳男性103.9%、同女性104.4%、70歳男性103.3%、同女性104%、80歳男性102%、同女性103%、90歳男性101.7%、同女性102.3%、〈10年後〉60歳男性111.6%、同女性113%、70歳男性109.5%、同女性111.5%、80歳男性105.7%、同女性108.2%、90歳男性103.2%、同女性104.4%、〈20年後〉60歳男性127.3%、同女性131.7%、70歳男性119.1%、同女性125%、80歳男性110.6%、同女性115.6%、90歳男性106.2%、同女性108.3%、〈30年後〉60歳男性144.1%、同女性152.5%、70歳男性128.7%、同女性138.4%、80歳男性115.1%、同女性121.6%。