2024.08.20 第一フロンティア生命 参照指数による運用を選択可能 通貨指定型個人年金保険「プレミアパートナー」発売

 第一フロンティア生命は8月1日から、通貨指定型個人年金保険(24)「プレミアパートナー」の販売を開始した(販売名称は取扱金融機関により異なる場合がある)。年金の受取期間について、契約1カ月後から一生涯にわたって年金を受け取れる終身年金とライフプランに合わせて年金の受取開始時期と受取期間を選べる確定年金の両方が用意され、さらに年金の上乗せを期待できる参照指数に連動する仕組みを選択することができる。
 本商品の指定通貨は米ドル/豪ドル/円で、積立利率は毎月1日と16日の月2回設定し、契約日の積立利率が積立利率の適用期間の満了日まで適用される。年金支払期間は、終身年金の場合は終身で、確定年金の場合は10年~40年まで5年きざみで設定できる。終身年金の場合の据置期間は1年~10年で1年きざみで選択できる。終身年金の場合、年金総額保証割合は、米ドル・豪ドルで100%・110%・120%、円で100%となる。
 本商品では終身年金、確定年金ともに「指数あり」を選択することができ、参照指数に連動する仕組みにより年金額の増加が期待できる。参照指数は、ゴールドマン・サックス・インターナショナルが提供する世界資産分散投資指数(米ドル)、同(豪ドル)、同(円)で、第一生命グループの運用会社、バーテックス・インベストメント・ソリューションズ㈱の助言に基づき運用される。グループ内で一体化した「商品設計」と「運用戦略」によりさらなるCXの向上を追求する。
 なお、終身年金、確定年金ともに「指数なし」を選択する場合は、契約時に終身または確定期間に受け取れる年金額が指定通貨建で確定する。その場合の年金額は「指数あり」の「定額部分の年金額」と比べて大きくなる。
 米ドル・豪ドル建の場合の最低基本保険金額(一時払保険料もしくは払込金額)は、指定通貨入金で3万米ドル・3万豪ドル、円貨入金で300万円、外貨入金で3万米ドル・3万豪ドル。最高基本保険金額は18億円相当額まで。円建の場合の最低基本保険金額は300万円で、最高基本保険金額は18億円相当額まで。
 年金額(「指数あり」の場合は定額部分の年金額)の最低額は米ドル・豪ドル建の場合で、1000米ドル・1000豪ドル、円建の場合で10万円。同最高額はいずれも3000万円相当額(終身年金の場合に適用)となる。
 第一フロンティア生命では、現在のセカンドライフを取り巻く環境について、▽人生100年時代(日本人の平均寿命は80歳を超えており、今後も延伸すると考えられている)▽収入と支出の差(退職後の平均的な世帯収入は、平均支出を下回っている)▽物価上昇傾向(インフレが続くと、収入と支出の差はさらに大きくなると考えられている)―と指摘し、今回の商品について、「貯蓄の一部を活用し、資産寿命を延ばして、安心して長生きできる仕組みをつくるもの。顧客のセカンドライフにおける『ふやしながらうけとるニーズ』に応え、高齢化やインフレ環境における、貯蓄の取り崩しによる不安を軽減することができる」としている。