2024.08.16 ニッセイプラス 手軽な保険料で季節性疾病に通年での備え提供 「熱中症・インフルエンザ保険」を発売 派遣会社と共同で「傷病手当プラス保険」も開発
ニッセイプラス少額短期保険(以下、ニッセイプラス)は、7月30日から「熱中症・インフルエンザ保険」(正式名称:日常生活支援保険(熱中症・インフルエンザ保障特約付帯))および「傷病手当プラス保険」(正式名称:日常生活支援保険(傷病欠勤保障特約付帯))の販売を開始した。
【熱中症・インフルエンザ保険】
「熱中症・インフルエンザ保険」は、手軽な保険料で季節性疾病に通年での備えを提供することが特徴の保険で、保険期間1年・更新可能。加入年齢範囲は被保険者満0~99歳、契約者は満18~99歳。支払事由は、熱中症による点滴治療・入院またはインフルエンザによる投薬治療(抗インフルエンザ薬による投薬治療に限る)・入院。熱中症に関しては、熱中症治療保険金1万円、熱中症入院保険金3万円の保険金額を支払う。インフルエンザの保険金額は加入時の年齢によって異なり、インフルエンザ治療保険金は、被保険者の加入年齢0~9歳で1000円、同10~14歳で1500円、同15~19歳で2000円、同20~99歳で3000円。また、インフルエンザ入院保険金は、被保険者の加入年齢0~9歳で1万円、同10~14歳で1万5000円、同15~19歳で2万円、同20~99歳で3万円となる。各保険金額の支払限度は保険期間を通じて2回ずつとなる。
保険料払込方法は月払でクレジットカード払のみ、月額250円となっている。
申込方法はニッセイプラスのウェブサイトからで、申し込みから請求まで全ての手続きがスマホで完結し、熱中症は最短で当日の午前10時から保障開始する(当日午前9時までに申し込んだ場合。午前9時以降の申し込みは翌日午前0時から)。インフルエンザの場合は責任開始日を1日目として5日目の午前0時から保障する。
同商品開発の背景として同社では、「猛暑日の増加に比例して熱中症患者が増加しており、23年5~9月の全国における熱中症による救急搬送者は9万1467人(消防庁「令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」より)となるなど、熱中症への備えがより重要となっている。また、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていた20年・21年には、感染症対策等によって、インフルエンザの流行が抑制されていたが、新型コロナ感染症の5類感染症移行となった23年は9月~11月における累積の患者数が全国で約597万人となり、全国で休校や学級閉鎖が相次ぐなど、冬季に限らずインフルエンザに対して備えることが重要になっている」と説明している。
【傷病手当プラス保険】
「傷病手当プラス保険」も、保険期間1年・更新可能の保険。申込条件は「18歳以上のニッセイプラス指定の会社に雇用されていて、かつ健康保険加入者の人」とされる。支払事由と給付内容は、加入後の傷病を原因として健康保険の傷病手当金が支払われる場合に、①待期期間(3日間)について定額(日額)1万円×最大3日、②傷病手当金支給期間について定額(日額)3000円×(最大15日―待期期間中の保険金支払い日数)を支払うというもの。保険期間を通算して、支払い日数は15日までで、新型コロナウイルス感染症による傷病欠勤等は除き、待期期間中の公休日は保険金支払い対象外となる。
保険料払込方法は月払でクレジットカード払のみ、月額500円となっている。
この保険は人材派遣・アウトソーシング事業を手掛けるパーソルテンプスタッフ㈱(東京都渋谷区、木村和成代表取締役社長)との共同開発によるもので、パーソルテンプスタッフが「従来より自社の派遣スタッフ等の「はたらく」にまつわるさまざまな課題解決に注力している。そのなかで、派遣スタッフ等には、何らかの要因で働けない状態になったときのための保険への関心が高いことがわかった」とのことで、ニッセイプラスでは、「このようなニーズに応えるため、公的な健康保険の傷病手当金を補完する保険により派遣スタッフ等に安心の選択肢を提供するに至った。傷病手当金は、病気やケガで療養のため労務不能となった場合に対する保障を提供する公的な制度だ。しかしながら、仕事を休み始めた日から連続した3日間は待期期間として給付がないなど、派遣スタッフ等の働けない状態になった場合の不安に対してはさらなるサポート余地があると考え、今回の保険を開発した」としている。傷病手当金に連動して傷病欠勤を保障し、待期期間に保険金が給付されることを主たる目的とした保険商品は日本初となる(ニッセイプラス調べ、7月時点)。