2024.07.30 東京海上日動あんしん生命 経営者の死亡、3大疾病・障害・介護を保障 「あんしんプレミアム定期」発売 中小企業の事業存続リスクに対応

 東京海上日動あんしん生命は7月24日から、死亡に加え、3大疾病や障害、介護を保障する新商品「あんしんプレミアム定期」(正式名称:特定疾病・障害・介護保障定期保険)の販売を開始した。中小企業経営者の3大疾病罹患(りかん)時等の事業継続への備えや、個人の顧客の一時的な就業不能リスクへの備え等のニーズに幅広く応える商品。
 中小企業経営者の高齢化は年々進んでおり、また、3大疾病の患者数や障害者数、要介護認定者数は高齢になるにつれ大きく増加する傾向にある。
 経営者が3大疾病に罹患した場合や、障害状態もしくは要介護状態となった場合は、経営者の長期不在に伴う売上減少や資金繰りの悪化等に陥り、事業の存続が難しくなるリスクがある。こうしたリスクへの対応として、「あんしんプレミアム定期」は死亡保障に加えて、3大疾病や障害、介護といった幅広いリスクに備え最大2億円の一時金保障を提供する。3大疾病等により働けなくなった場合に備えて一時金で準備したい個人の顧客も加入できる。
 具体的には、①死亡したとき、あるいは、②▽悪性新生物▽急性心筋梗塞・脳卒中▽障害▽介護のいずれかで支払事由に該当したとき―のどちらか一方について保険金を支払う。①の場合は「死亡保険金」、②の場合は「特定疾病・障害・介護保険金」となる。保険金額の上限は2億円だが、個人契約の上限は500万円となる。
 「悪性新生物」の支払事由は、「悪性新生物に罹患したと診断確定されたとき(上皮内新生物を除く。前立腺の悪性新生物の場合は、所定の手術・放射線治療・抗がん剤治療のいずれかを受けたときが支払事由)」。
 「急性心筋梗塞・脳卒中」の支払事由は、「急性心筋梗塞または脳卒中により、所定の手術または継続10日以上の入院治療を受けたとき」。
 「障害」の支払事由は、「病気やケガにより、▽国民年金法に定める障害等級1級または2級に該当していると認定(精神の障害を原因として障害等級2級に該当した場合を除く)▽同社所定の生活障害状態に該当―のいずれかの障害状態に該当したとき」。
 「介護」の支払事由は、「病気やケガにより、▽公的介護保険制度の要介護2以上と認定▽同社所定の要介護状態が180日を超えて継続したと診断されたとき―のいずれかに該当したとき」となる。
 悪性新生物に関しては、責任開始日からその日を含めて90日を経過する日までの不担保期間、不担保期間終了後契約日の1年後の応当日の前日までの保険金支払削減期間がある。保険金支払削減期間中に悪性新生物に罹患した場合は、特定疾病・障害・介護保険金の支払額は保険金額の50%となる。
 保障プランは、ニーズに合わせて解約返戻金有無を選択でき、解約返戻金を勇退時の退職金や資金繰りが悪化した際の緊急時資金等に活用できるⅠ型(有解約返戻金型)と、解約返戻金をなくすことで手厚い保障をより低廉な保険料で備えられるⅡ型(無解約返戻金型)から選べる。Ⅰ型(有解約返戻金型)の場合の保険期間は99歳まで1歳刻みで設定可能。Ⅱ型(無解約返戻金型)の場合は80歳まで1歳刻みで設定可能となる。
 保険料例は、Ⅰ型(有解約返戻金型)、保険金額1億円、保険期間・保険料払込期間99歳、月払・口座振替の場合、30歳男性19万7900円、同女性17万8700円、40歳男性25万2200円、同女性22万4400円、50歳男性34万8800円、同女性28万9600円、60歳男性57万1000円、同女性43万1300円。
 また、Ⅱ型(無解約返戻金型)、保険金額1億円、保険期間・保険料払込期間20年、月払・口座振替の場合、30歳男性4万円、同女性5万1600円、40歳男性8万8000円、同女性10万円、50歳男性21万2500円、同女性15万5800円、60歳男性44万1200円、同女性24万4900円。