2024.07.12 外国損保協会 2023年度業容 元受正味保険料2.8%増 受再正味保険料は5.7%増
外国損害保険協会(FNLIA)は6月28日、会員会社の2023年度(23年4月~24年3月)業容を発表した。それによると、会員17社の収入保険料(積立保険料除く)の合計は1兆70億円となった。会員会社17社中、再保険会社3社を除く14社の元受正味保険料(除く積立)の合計は、前年比2.8%増の7537億円となった。種目別では、自動車保険2113億円(同0.2%減)、傷害保険1873億円(同0.9%増)、新種保険1866億円(同5.1%増)、火災保険1359億円(同7.9%増)、海上・運送保険205億円(同11.7%増)、自賠責117億円(同12.7%減)。
各社別の収入保険料(除く積立)では、AIG損保が4633億円、チューリッヒ保険が1199億円、スイス再保険が1085億円、ミュンヘン再保険が905億円、チャブ損保が787億円、アリアンツが335億円、アメリカンホームが329億円、カーディフ損保が193億円、現代海上が187億円と続いた。
また、元受正味保険料(除く積立)は、AIG損保が4526億円でトップ。次いで、チューリッヒ保険が1199億円、チャブ損保が745億円、アメリカンホームが322億円、カーディフ損保が193億円の順。元受会社の増収率では、スター保険が29.3%増、アトラディウスが19.2%増、アリアンツが19.0%増、現代海上が16.2%増、ロイズが14.9%増、スイス損害保険が14.7%増と6社が2桁伸展だった一方、1社が前年実績を下回った。
受再正味保険料の合計は前年比5.7%増の2532億円。
代理店数は元受14社合計で1万6518店で前年度より607店減少した。会社別ではAIG損保が1万3242店、次いでチャブ保険が1807店。また、社員数は全体で8795人で、前年度から57人増加した。AIG損保が6064人、次いでチューリッヒ保険が1002人。
なお、RGA再保険会社は、生命再保険事業のみの営業であるため、前年度と同様に本業容には含まれていない。