2023.12.27 第一生命 指数連動型円建平準払個人年金保険「ステップジャンプ」を発売、契約後3年で元本回復し減らない安心実現

第一生命は、顧客一人ひとりの多様な資産形成ニーズに応える商品として、12月20日から、指数連動型年金「ステップジャンプ」(正式名称:指数連動型個人年金保険(無配当)2024)を発売した。第一生命グループの資産運用会社であるバーテックス・インベストメント・ソリューションズ㈱のクオンツ運用のノウハウなどの知見を生かし開発した個人年金保険で、元本(払込保険料の累計額)を確保しつつ、より魅力的な返還率が期待できる商品。指数連動型の円建て平準払い個人年金保険は生命保険業界初(11月現在、第一生命調べ)となる。

指数連動型年金「ステップジャンプ」は、払込保険料の累計額である「基本年金原資」と、上乗せ部分の「指数連動年金原資」の2階建てで構成されており、「基本年金原資」は契約日から3年経過以後、払い込んだ保険料の累計額と同額を保証し、「指数連動年金原資」は市場環境に応じて変動する参照指数の上昇により金額が増加する仕組みとなる。
契約日から3年経過以後、払い込んだ保険料の累計額である「基本年金原資」が解約返還金として保証されるため、年金支払開始前の急な資金ニーズにも柔軟に応えることができる。
「指数連動年金原資」は、世界各国の株式、債券、不動産などに幅広く分散投資を行い、その運用成果によって変動する参照指数の上昇に連動して増加する。参照指数は毎年判定し、参照指数が前年より上昇すれば「指数連動年金原資」が増加する。また、参照指数が前年より下落しても「指数連動年金原資」は減少しない。
個人年金保険料税制適格特約(S60)を付加することで「個人年金保険料控除」の対象となり、税制優遇を受けながら資産形成を行うことも可能(特約の付加にあたっては所定の要件を満たす必要がある)。
死亡給付金は契約日から3年経過前は基本年金原資で、契約日から3年経過以後は基本年金原資と指数連動年金原資の合計額となる。
契約年齢は0歳~74歳で、年金支払開始年齢は10歳~90歳。保険料払込期間は5年~50年(保険料払込期間満了日の翌日から年金支払開始日までの期間は15年以下とする)。
年金の種類は、5年・10年・15年の確定年金のいずれかを選択することができる(年金支払開始日前に限り、年金支払期間の変更を取り扱う)。なお、年金にかえて一括受取も可。
保険料試算例として、▽運用利率が0.40%かつ連動率が44.94%▽参照指数が4回上昇(上昇率:各3%)・1回下落という動きを繰り返す▽年金受取開始日以後に適用される予定利率が0・40%―とした場合で以下の例が示されている。
〈契約事例1〉契約年齢35歳、払込期間30年、年金受取開始年齢65歳、受取期間10年間(確定年金)の場合、月払保険料1万円、保険料払込累計額360万円、年金受取総額427万円、返還率118.6%
〈契約事例2〉契約年齢0歳、払込期間10年、年金受取開始年齢18歳、受取期間5年間(確定年金)の場合、月払保険料1万円、保険料払込累計額120万円、年金受取総額137万円、返還率114.5%
〈契約事例3〉契約年齢25歳、払込期間5年間、一括受取年齢35歳、一括受取の場合、月払保険料1万円、保険料払込累計額60万円、一括受取額65万円、返還率108.1%
第一生命では「政府が示す『資産所得倍増プラン』も後押しとなり、資産形成マーケットへの注目が高まっている。そのような中、将来に向けて『元本は確保しつつ、資産を増やしたい』というニーズも根強くある。当社では現在、税制優遇を受けながら将来に向けた資産形成ができる商品として、確定給付型の個人年金保険を販売しており、顧客から好評を得ている。こうした中、元本を確保しつつ、教育資金や老後資金などに備えたいといった多くの顧客の資産形成ニーズに応えるべく、低金利環境においても3年というより早期の元本回復によって減らない安心を実現しつつ、さらに運用成果に応じてふえる期待が持てる新商品、指数連動型年金『ステップジャンプ』を開発した」と発売の背景を説明している。