2023.11.14 Amazon ペット保険「わんにゃん安心保険」発売、引受けはリトルファミリー少短 最高クラスの補償・最安クラスの生涯保険料と

アマゾンジャパン合同会社(以下、Amazon)は11月1日から、ペット保険「わんにゃん安心保険」の販売を開始した。あいおいニッセイ同和損保の子会社で同保険の引受保険会社であるリトルファミリー少額短期保険が、 Amazon.co.jp 限定商品としてAmazonと共同開発したもので、①業界最安クラスの生涯保険料(注)②業界最高クラスかつわかりやすい補償内容③Amazonでのペットフードの買い物に割引を適用―を特長としている。Amazonが保険募集代理店として日本で保険商品の開発に関わり、また販売するのは今回が初めてとなる。

大切なペットが元気で健康に過ごせるよう、ペット保険に加入したいと考えるペットオーナーは多い一方で、リトルファミリー少短が10月に行った調査「ペット保険に関するアンケート」では、「保険料が高い(41%)」「保険金支払限度額や支払回数などの補償内容が不十分(16%)」「ペットの年齢が上がるにつれて保険料の上がり幅が大きく一生涯加入を続けられない(13%)」が、ペット保険加入に対するペットオーナーの主要な懸念点であることが示されたという。こうした課題を踏まえ、Amazonは、生涯保険料の高さや補償内容のわかりにくさといったペット保険加入における主要なハードルを下げられるよう、ペット保険としての総合的なバランスを実現した「わんにゃん安心保険」の提供を開始した。また、同保険の加入者には、Amazonでペットフードを割安で購入できる特典も提供する。
「わんにゃん安心保険」は、ペットのケガ・病気にかかる通院、入院、手術費用を補償するフルカバー型ペット保険で、50%補償と70%補償の二つの補償割合タイプがある。年間の保険金の支払限度額は、通院が30万円、入院が60万円、手術が30万円で、年間使用回数は限度額に達するまで無制限。保険期間は1年間の自動更新で終身継続が可能。加入対象は満18歳以上のAmazonアカウントを持つペットオーナーで、8歳11カ月までの犬・猫が新規加入対象となる。
特長として、①ペットの加齢に伴う保険料の上昇幅が緩やかな設計で業界最安クラスの生涯保険料を実現②補償内容のわかりにくさの要因とされる「一日支払限度額」「年間支払限度回数」「免責金額」をなくし、シンプルでありながらこれまでのペット保険と同等の補償内容を完備③加入者は対象となるペットフード( Amazon.co.jp が販売・発送する商品に限る)を常時5%割引で購入できる(年間4万円分までの買い物が対象)―を挙げている。
保険料例(月額)は、70%プランの小型犬0歳~2歳が1760円、6歳~8歳が2150円、12歳~14歳が3140円、18歳以上が4080円。同プランの猫0歳~2歳が1530円、6歳~8歳が1960円、12歳~14歳が2830円、18歳以上が3700円―としている(一部省略)。
Amazonではこれまでも、「ペットフード・ペット用品ストア」を通じた商品販売だけでなく、自身のペットに合わせたおすすめ商品の情報や割引クーポンなどを受け取れる「ペットプロフィール」、ペットプロフィール登録者が犬・猫のフード選びについてAmazon専属の獣医師に無料で相談できる「獣医師フード相談」、「ほしい物リスト」を活用して支援物資を動物保護施設に寄付することができる「保護犬・保護猫支援プログラム」といったペットオーナーがペットと安心して暮らすためのさまざまなサービスを提供してきている。
「業界最安クラスの生涯保険料」については、Amazonの「ペットフード・ペット用品ストア」には多くのペットオーナーが訪れており、 Amazon.co.jp 経由で「わんにゃん安心保険」の販売を行うことで 多くのペットオーナーに効率的に商品を知ってもらうことができるため、その効果を保険料に還元した、としている。
Amazonバイスプレジデント消費財事業本部統轄事業本部長の前田宏氏は今回のペット保険の提供開始について、「日本のペット保険の普及率は諸外国に比べて低い水準だ。家族の一員であるペットの健康維持のためには、体調変化に気付いたペットオーナーは躊躇することなくペットを動物病院に連れていくことができれば安心だ。Amazonは今回、ペットオーナーの費用負担の軽減と、手厚い補償内容のバランスを両立した『わんにゃん安心保険』を提供することで、これまで以上にペットと安心して暮らせる生活を応援していく」と述べている。
(注)犬(トイ・プードル)と猫の保険料について、ペット保険を扱う保険会社のうち、補償内容がホームページで確認ができ、補償割合が70%の商品があり免責金額を設けていない保険会社12社の中で、0歳~20歳の各年齢の合計保険料を合算した保険料の安さが上位1位(2023年10月時点)であることから、「生涯保険料業界最安クラス(一生涯のお支払い業界最安クラス)」と表記―と説明されている。