2023.11.06 ニッセイプラス少短 専用修理保険「スマホ保険」発売、月々200円でユーザーに安心の選択肢 フェリシモ顧客向け提供を開始
ニッセイプラス少額短期保険は10月3日から、スマートフォン(以下、スマホ)専用の修理保険「スマホ保険」(正式名称:日常生活支援保険(通信端末修理費用補償特約付帯))の販売を開始した。併せて同日から、㈱フェリシモ(矢崎和彦代表取締役社長)が同社の顧客向けに同商品の提供を開始した。端末の買い替えは長期化傾向にある一方、トラブル(画面割れや水没による故障など)が起きた際の修理費用が高額になることも増えている。こうした状況を踏まえ、より多くのスマホユーザーに安心の選択肢を提示していくとしている。
総務省の調査によると、スマホの保有状況は世帯の保有割合が90.1%と9割を超えるとともに、個人の保有割合でも77.3%(スマホ以外も含むモバイル端末全体では85.6%)と、個人の日常生活に欠かせない存在になっている。同時に、機能進化、円安や部材費の高騰の影響などから、スマホの端末価格は上昇が続いている。
こうした状況を踏まえて同社が開発した「スマホ保険」は、①家計にやさしく手頃な保険料②申し込みから請求まで全ての手続きがスマホで完結③通信キャリアや端末メーカー、新品/中古にかかわらず幅広く補償④1人2台まで加入可能、家族のスマホも契約できる―などが特長。
対象端末(スマホ)の破損などの損害に対し保険金を支払うもので、保険料は、シンプルプランが1台当たり月額200円、安心プランが1台当たり月額400円。保険金額はシンプルプランが最大5万円、安心プランが最大10万円(両プランとも1回の事故および保険期間通計)。払込方法は月払、クレジットカード払のみ。保険期間は1年間で自動更新される。申込条件は18歳以上の個人で、被保険者は本人以外(家族)も指定できる。
フェリシモの顧客向けの提供では、同社が展開する暮らしを彩るアイテムや暮らしに役立つサービスが利用できる「ライフコンシェルジュ」の顧客一人一人に合った保険探しを支援するサービスブランド(保険取扱代理店)の「ライフアシストクラブ」を通じて提供する。「ライフアシストクラブ」のホームページから申し込む。
ダイレクトマーケティング事業を展開するフェリシモは、「しあわせ社会学の確立と実践」を経営理念に、さまざまな商品・サービスをユーザーに届けている。今回、「スマホ保険」の「家計応援、月々200円からスマホユーザーに安心の選択肢を提供」というコンセプトに共感し、今後、さまざまな形でユーザーに「スマホ保険」を届けていく予定だという。
ニッセイプラス少短は、顧客のライフスタイルの変化やデジタル環境の普及などを背景とした多様な保障ニーズに応えるため、生命保険・損害保険の両領域で多種多様な保険商品の機動的な提供を目指していく考えで、「スマホ保険」についても、ダイレクト販売だけでなく、さまざまなパートナー企業の商品・サービスと組み合わせることで、パートナー企業の商品・サービスの付加価値向上に貢献するとともに、顧客ニーズに沿った形とタイミングで、よりシームレスに保険商品を届けていくとしている。また、同社では、代理店として活動するパートナー企業も募集しているという。
なお、「スマホ保険」の開発に当たっては、㈱FinatextのSaaS型デジタル保険システム「Inspire(インスパイア)」を活用。ニッセイプラス少短は基幹システムとして「Inspire」を2022年4月から導入しており、同システムの高い柔軟性と拡張性を持つ独自の商品・契約管理データベースにより、今回の「スマホ保険」を約2カ月という短期間で開発することができたという。