2023.10.12 三井住友海上、JALほか マイルがたまる「JALの保険」開発、「家族もあんしん介護保険」発売開始 JALマイレージバンク会員3千万人が対象
三井住友海上、日本航空(以下、JAL)、JALUXは、JALマイレージバンク会員(以下、JMB会員)約3000万人を対象に国内航空会社で唯一(9月19日現在、3社調べ)となるマイルがたまる保険「JALの保険」を開発し、9月19日からその第1弾商品「家族もあんしん介護保険」の販売を開始した。「JALの保険」は申し込みから契約完了までの手続きを専用ウェブサイト上で完結できるネット保険で、3社は2024年以降、医療保険・がん保険・傷害保険についても順次提供を予定。介護保険を皮切りに、今後もさまざまなニーズに対応できるよう商品ラインアップを拡大させていくとしている。
JALは、顧客基盤を活用した非航空事業領域の拡大に向け、「マイルとともに、毎日の暮らしと人生をもっと豊かに」をテーマに日常生活やライフステージにおける多様なサービスを提供する「JALマイルライフ構想」を推進しており、その一環として、保険分野でのマイル活用シーンの拡大を目指すとともに、さらに他分野での拡大に向けて取り組んでいる。
JALUXは1962年の創業以来、JALグループ各社の保険代理店としての支援から、個人顧客向けの保険通販サイト「JAL保険ナビの運営」(100%子会社の㈱JALUX保険サービスと共同運営)に至るまで、さまざまな保険商品を提供している。
三井住友海上は社会課題の解決に向けた保険商品・サービスを提供し、長年のウェブを介した保険販売のノウハウを生かし、手続きが簡便な介護の一時金を支払う保険の販売をはじめ、医療・がん・傷害など多岐にわたる商品を展開している。
3社は今回、それぞれの得意分野を掛け合わせ、JMB会員向けにウェブで簡便に加入できる「JALの保険」の提供を開始。JMB会員のライフステージに最適な保険商品を提供し、さらにマイルがたまる仕組みを提供することで、JMB会員の豊かな暮らしをサポートしていくとしている。
「JALの保険」の第1弾として提供する「家族もあんしん介護保険」では、ケガの補償に加え、要介護2以上(注)の状態となった場合に介護一時金を支払う。新規加入できる年齢は、JMB会員本人・配偶者・子ども・兄弟が0歳~79歳、両親が40歳~84歳。契約は保険の対象である被保険者が満89歳を迎えるまで自動更新されるので、保険の更新手続き忘れを防止することができる。
「家族もあんしん介護保険」に申し込み、ウェブ上で保険料支払いまでの手続きを完了させることで、保険料に応じたマイルがたまる。マイル積算の条件はJMB会員であることで、保険料150円につき1マイル、上限2000マイルまで(1契約につき・年間)たまる。積算時期は保険始期月の翌々月末ごろから毎月加算される。
たまったマイルはさまざまな特典に交換できる。なお、マイルがたまる仕組みは、三井住友海上が募集経費の削減効果などを顧客へ還元することで実現したもの。
(注)食事やトイレ、入浴など家事や身の回りのことをする際に見守りや介助が必要な状態のこと