2023.09.29 三井住友海上あいおい生命 引受緩和型医療保険を新発売、「MSAケア」で5種類の新サービスも
三井住友海上あいおい生命は9月2日から、「&LIFE医療保険A(エース)セレクト」(以下、通常型医療保険)の引受基準緩和型商品である「&LIFE医療保険A(エース)セレクト(引受緩和型)」(正式名:引受基準緩和型医療保険(無解約返戻金型)無配当、以下、緩和型医療保険)の販売を開始した。同時に付帯サービス「MSAケア」で新たなサービスの提供を開始、さらに同サービスの優待利用の対象を同社と契約のある企業の従業員や団体の構成員にまで拡大し、法人の福利厚生制度として導入可能にした。
同社は社会課題の解決に貢献し、顧客のライフステージに柔軟に対応する先進的な商品・サービスを提供していくことを基本戦略としており、「平均寿命の延伸や健康意識の高まりを背景に、健康上の理由等から医療保険の加入を躊躇(ちゅうちょ)している中高齢の顧客に対して、加入しやすく手頃な保険料の医療保険を開発した。通常型医療保険と緩和型医療保険の両商品をラインアップすることにより、健康に不安のある顧客はもとより、その顧客の世帯全員に同水準の充実した保障を提供することが可能になった。新商品発売と併せて新たなサービスを導入する『MSAケア』とともに、保障と保障前後のサービスを『一体』で提供することで、顧客の『笑顔で長生き』を応援し、すこやかな未来を支えていく」としている。
緩和型医療保険は、①最近3カ月以内に、医師から入院または手術をすすめられたことがありますか②過去1年以内に、病気やケガで入院をしたこと、または手術を受けたことがありますか③過去5年以内に、ガン・認知症・アルコール依存症・統合失調症・肝硬変で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがありますか―以上の基本告知事項のすべてが「いいえ」で申し込むことができる。また、通常型医療保険と同水準の保障内容および特則・特約のラインアップにより、ニーズに合わせ充実した保障を提供。引受基準緩和型ガン診断給付特約、引受基準緩和型三大疾病入院一時給付特約、引受基準緩和型保険料払込免除特約を付加する場合には、追加の告知事項がある。
通常型医療保険と緩和型医療保険との一体型申込みを可能とすることで、一度の申込手続きで最適な保険に加入できることもポイント。
そのほかに、▽通常型医療保険同様に給付金等の削減期間はなく、契約1年目から満額保障▽健康に不安がある人も豊富なオプションからニーズにあった保障を選択できる手頃な保険料水準―なども特長としている。
保険料例は、▽保険期間・保険料払込満了期間:終身▽入院給付金日額5000円(60日型)▽手術給付金の型:手術Ⅰ型(入院中の手術:1回につき入院給付金日額の10倍)▽初期入院10日給付特則あり・八大疾病入院無制限給付特則あり▽付加する特約:引受基準緩和型入院一時給付特約10万円/引受基準緩和型先進医療特約―で、月払・口座振替扱を選択した場合、40歳男性4949円、同女性4789円、50歳男性6409円、同女性5574円、60歳男性8389円、同女性7134円、70歳男性1万1069円、同女性9539円、80歳男性1万5833円、同女性1万3578円―が示されている。
また同社では9月2日から、「MSAケア」の新たなヘルスケアサービスとして、糖尿病や血圧が気になる人等に向けた生活習慣病の予防や改善につながるサービスを導入した。
「健康維持・疾病予防」の領域で、「とるだけ血糖アドバイス」(日常生活における血糖変動を測定し、生活習慣の改善をサポート―シンクヘルス㈱提携)、「重症化・再発予防」領域で、「おいしい健康」(がん罹患者や血圧が気になる人向け食事レシピを提供―㈱おいしい健康提携)、「手術数でわかるいい病院」(全国の病院の手術・治療数に基づいた病院のランキングを掲載―㈱おいしい健康提携)、「生活習慣改善支援プログラムLITE」(高血圧症や糖尿病、脂質異常症の重症化を予防する2カ月間の支援プログラム―㈱PREVENT提供)、「weblyマイカルテ」(糖尿病、高血圧、脂質異常症などの自己管理・医療機関との情報共有アプリ―㈱webly提供)―以上の5種類のサービスを9月から新たに導入。
これにより「MSAケア」のヘルスケアサービスは、「予防・早期発見」領域で「N―NOSE」はじめ4サービス、「健康維持・疾病予防」領域で「とるだけ血糖アドバイス」はじめ7サービス、「重症化・再発予防」領域で「生活習慣改善プログラム」はじめ8サービス、「相談」領域で「満点生活応援団」はじめ2サービス―というラインアップとなった。
同社では9月2日から、「MSAケア」の優待利用対象を同社に契約のある企業の従業員や団体の構成員にまで拡大した。この利用対象拡大により、企業・団体は福利厚生制度として「MSAケア」を導入することが可能となり、企業側のコスト負担なしで、人材確保や健康経営の実践につながるとしている。