住友生命が８月１０日に発表した２０２３年度第１四半期決算によると、連結経常収益は前年同期比０．６％減の１兆１０２４億円で、連結保険料等収入は同４．１％減の６１８０億円となった。グループの新契約年換算保険料は同２１．６％増の１０８６億円。同保有契約年換算保険料は前年度末比１．６％増の３兆９１７億円となった。グループの基礎利益は前年同期比１１．２％増の５５６億円。連結総資産は前年度末比２．６％増の４３兆７８６１億円、連結ソルベンシー・マージン比率は６２９．０％で同５０．０ポイント低下した。

住友生命単体の新契約年換算保険料（個人保険と個人年金保険）は前年同期比１９．３％減の２３３億円。このうち第三分野は同０．２％増の８７億円だった。保有契約年換算保険料（個人保険と個人年金保険）は前年度末比０．２％増の２兆２６３２億円で、このうち第三分野は同０．３％増の５６２５億円。解約・執行年換算保険料は前年同期比１６．８％減の１６３億円だった。基礎利益は同１３．６％減の４３６億円。
経常収益は同３．２％減の９１５２億円で、このうち保険料等収入は同８．３％減の５１７０億円、資産運用収益は同５．３％増の３８２０億円となった。経常費用は同１．６％増の８８９９億円で、このうち保険金等支払金は同６．７％減の４６５５億円、責任準備金等繰入額は同１．１％増の２１３９億円、資産運用費用は同８７．１％増の９９８億円、事業費は同１．９％減の８１８億円だった。
経常利益は同６３．５％減の２５３億円、四半期純剰余は同２．５％減の１４２億円となった。
総資産は前年度末比２．５％増の３６兆１７６０億円、実質資産負債差額（実質純資産額）は同１０．８％増の４兆９８９８億円、ソルベンシー・マージン比率は同８３．８ポイント低下して７２９．０％だった。
メディケア生命の新契約年換算保険料は前年同期比１３．３％増の５２億円、保険料等収入は同２２．７％増の２３５億円、保有契約年換算保険料は前年度末比４．７％増の８９５億円となった。基礎利益は▲５２億円（前年同期実績は▲９８億円）。
海外事業では、シメトラ社（米国）の新契約年換算保険料は前年同期比４３．６％増の８００億円、保険料等収入は同２６．９％増の７７４億円、保有契約年換算保険料は前年度末比６．０％増の７３９０億円だった。シメトラほかの基礎利益は前年同期比５１．７％増の１９６億円を計上。