2023.07.27 損保ジャパン ガレージバンク、ナルネットコミュニケーションズと提携、マイカーリースバック用自動車保険を提供
損保ジャパンは6月26日、ガレージバンク㈱(東京都千代田区、山本義仁代表取締役CEO)の運営するモノ資産の管理・活用アプリ「cashari/カシャリ」において、マイカーリースバック用自動車保険の提供を開始したと発表した。
ガレージバンクは2020年1月に設立した「モノの価値を、みんなの『できる』に。」をミッションとするスタートアップで、20年11月にモノ資産の管理・活用アプリ「cashari/カシャリ」(以下、カシャリ)をリリースした。
カシャリは、簡単な操作で、デジタルガジェットやブランドアイテムなどの所有アイテムの資産価値を短時間で確認でき、必要に応じていつでも資金化できるサービスで、アプリダウンロード数は6月時点で約6万件に達しているという。
このたびガレージバンクでは、同アプリで個人が所有する資産で大きな割合を占める自動車を新たに取り扱う「マイカーリースバック」のサービス提供を開始、このマイカーを売却し資金化した後もそのまま乗り続けることができる「マイカーリースバック」を安心して利用してもらうことを目的に、ガレージバンク、損保ジャパンおよび自動車メンテナンス受託管理会社である㈱ナルネットコミュニケーションズ(愛知県春日井市、鈴木隆志代表取締役社長)との業務提携による、マイカーリースバックへの自動車保険とメンテナンスサービスのセット提供を開始した。
今回の提携により、自動車保険については損保ジャパンの保険商品を、メンテナンスサービスについては全国に1万500カ所の提携工場を持つナルネットコミュニケーションズのネットワークを活用することが可能となり、全国どの地域に住んでいる場合でも、安心・安全にカシャリのマイカーリースバックを利用することができるという。
カシャリのマイカーリースバックは、対面での手続きはなく、アプリの操作だけでマイカーの査定やリースバックの申し込みが完結し、マイカーの買取代金を受け取ることができる。また、毎月のリース料には税金や自賠責保険料、メンテナンス費用などが含まれており、マイカーの維持費を毎月定額にすることができ、メンテナンスや保険更新手続きの漏れを防ぐこともできる。リース満了時に残存価格を支払うことで、マイカーの所有権は再びユーザーに戻る。
なお、ナルネットコミュニケーションズは、愛知県を本拠地とする自動車メンテナンス受託管理会社。1978年「日本オートリース」として誕生後、徐々に事業を拡大し、オートリース会社に対する車両管理・メンテナンスや残価保証、個人向けリース商品の企画・提案、車両買取などを実施している。
損保ジャパンでは今後、「“安心・安全・健康のテーマパーク””により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」という「SOMPOのパーパス」実現に向けて、ガレージバンクおよびナルネットコミュニケーションズと連携し事業者・ユーザー双方の問題解決に取り組むとしている。