2023.07.21 外国損保協会 2022年度業容、元受正味保険料2.3%増 受再正味保険料は1.46%増
外国損害保険協会(FNLIA)は6月30日、会員会社の2022年度(22年4月~23年3月)業容を発表した。それによると、会員17社の収入保険料(積立保険料除く)の合計は前年比2.1%増の9727億円となった。会員会社17社中、再保険会社3社を除く14社の元受正味保険料(除く積立)の合計は、同2.3%増の7330億円となった。種目別では、自動車保険2118億円(同2.0%減)、傷害保険1856億円(同2.8%増)、新種保険1776億円(同6.4%増)、火災保険1260億円(同2.4%増)、海上・運送保険183億円(同17.4%増)、自賠責135億円(同1.6%減)。
各社別の収入保険料(除く積立)では、AIG損保が4572億円、チューリッヒ保険が1143億円、スイス再保険が1068億円、ミュンヘン再保険が810億円、チャブ保険が761億円、アメリカンホームが364億円、アリアンツが280億円、カーディフ損保が181億円、現代海上が176億円と続いた。
また、元受正味保険料(除く積立)は、AIG損保が4453億円でトップ。次いで、チューリッヒ保険が1143億円、チャブ保険が719億円、アメリカンホームが356億円、カーディフ損保が181億円の順。元受会社の増収率では、スイス損保が46.2%増、ロイズが39.3%増、ユーラーヘルメスが33.6%増、カーディフ損保が15.5%増、現代海上が10.5%増と5社が2桁伸展だった一方、1社が前年実績を下回った。
受再正味保険料の合計は前年比1.46%増の2397億円。各社別には、スイス再保険が1068億円、ミュンヘン再保険が810億円、アリアンツが172億円、AIG損保が119億円、トランスリーが70億円。前年の21年度の受再正味保険料の合計は2362億円で前年比10.1%の増加だった。
代理店数は元受14社合計で1万7125店で前年度より686店減少した。会社別ではAIG損保が1万3757店、次いでチャブ保険が1911店。また、社員数は全体で8738人で、前年度から329人減少した。AIG損保が6024人、次いでチューリッヒ保険が956人。
なお、RGA再保険会社は、生命性保険事業のみの営業であるため、前年度と同様に本業容には含まれていない。