2023.02.17 住友生命グループ 22年度第3四半期決算、純剰余254%増1081億円に、海外事業好調 新契約保険料42%増

住友生命が2月10日に発表した2022年度第3四半期決算によると、住友生命グループ連結の経常収益は前年同期比26.2%増の3兆2944億円で、保険料等収入は同11.2%増の1兆9749億円となった。新契約年換算保険料は同42.8%増の2336億円で、グループ基礎利益は同30.8%減の1649億円となった。親会社に帰属する四半期純剰余は同254.8%増の1081億円。

住友生命グループの新契約年換算保険料は、前記の通り前年同期比42.8%増の2336億円で、会社別には住友生命が同13.9%増の857億円、メディケア生命が同13.5%減の131億円、海外事業のシメトラが同84.4%増の1347億円を計上した。住友生命の新契約年換算保険料のうち個人保険は同19.6%増の676億円、個人年金保険は同3.5%減の180億円で、第三分野は同7.3%減の251億円だった。
グループの保有契約年換算保険料は、前年度末比7.4%増の3兆970億円で、会社別には住友生命が同0.1%減の2兆2660億円、メディケア生命が同14.1%増の814億円、シメトラが同37.8%増の7495億円を計上した。住友生命の保有契約年換算保険料のうち個人保険は同0.2%増の1兆4885億円、個人年金保険は同0.8%減の7774億円で、第三分野は同0.6%増の5616億円だった。
グループ連結の保険料等収入は、前記の通り前年同期比11.2%増の1兆9749億円で、会社別には、住友生命が同6.5%増の1兆6846億円、メディケア生命が同42.1%増の683億円、シメトラが同52.0%増の2216億円。
グループの資産運用収益は、前年同期比63.4%増の1兆2365億円だった。経常費用は同27.3%増の3兆2323億円で、このうち保険金等支払金は同15.5%増の1兆6200億円、責任準備金等繰入額は同19.6%減の4812億円、資産運用費用は同652.2%増の6423億円、事業費は同8.2%増の3597億円。以上の結果、グループの経常利益は同12.6%減の621億円、親会社に帰属する四半期純剰余は前記の通り同254.8%増の1081億円となった。
なお、住友生命グループの基礎利益は、前記の通り前年同期比30.8%減の1649億円。そのうち住友生命は同36.8%減の1461億円。メディケア生命は前年同期比で減少して▲273億円、シメトラ他は同49.4%増の525億円となった。
グループ連結の総資産は、前年度末比1.2%減の42兆4672億円で、連結ソルベンシー・マージン比率は同233.3ポイント低下し561.3%となっている。
住友生命単体の経常利益は前年同期比45.7%減の462億円で、四半期純剰余は同147.9%増の1018億円だった。総資産は前年度末比5.3%減の34兆5226億円で、実質純資産額は同39.8%減の3兆5884億円、ソルベンシー・マージン比率は同71.7ポイント低下し737.3%となっている。