2022.10.17 ソニー生命 次世代ライフプラン分析システム「GLiP」リリース、「トータルライフプランニング」スタート 顧客一人一人のゴール実現をサポート
ソニー生命はフィンテック×先端商品による新たなサービス「トータルライフプランニング」を開始した。その一環として10月2日から、次世代のライフプラン分析システム「GLiP」(グリップ、Goal based Life Planning Support Serviceの略)をリリースした。また、既報(本紙9月9日付)のとおり、同日からセカンドライフに向けた資産形成をサポートする2新商品「変額個人年金保険(無告知型)22(無配当)」「一時払変額個人年金保険(無告知型)22(無配当)」を「SOVANI(そばに)」というペットネームで発売を開始。同時に家族収入保険等の一部保障性商品の料率を改定し保険料の引き下げも実施した。
ソニー生命では「人生100年時代」を見据え、デジタルテクノロジーを活用したライフプラン分析システムと先端の商品により、ライフプランナーが顧客一人一人のゴール(目標)の実現をサポートする「トータルライフプランニング」サービスを新たにスタートした。
新たにリリースしたライフプラン分析システム「GLiP」は、同社が長らく蓄積してきたライフプランナーのコンサルティング技術や顧客のライフプランデータベースを基に、AI分析等を活用し、「人生100年時代」に対応した顧客一人一人に合わせたプランを提供する。
「GLiP」はスマートフォンアプリを通じていつでもプランの進捗確認・アップデートが可能で、ライフプランナーによるコンサルティング・フォローと併せて顧客のライフプラン実現までを継続的にサポートする(スマートフォンアプリの機能は、10月2日の「GLiP」リリース後に順次搭載予定)。
「GLiP」の主な特長は、▽「人生100年時代」における必須の備えと対策をわかりやすく提示(ゴールベースプランニング)▽住まいや学校、自動車、旅行などの実際の価格データの活用によるライフスタイルに即したリアリティ(実現性)の高いプラン策定▽AI分析により、ソニー生命が蓄積してきたライフプランデータから顧客に近いデータを抽出・比較し、家計の現状を「見える化」▽保険や資産形成を「形」で表し、ビジュアルで確認しながら最適な保障を組み立てることが可能▽専用のスマートフォンアプリでライフプランの進捗確認やアップデートが実施でき、大きな変化があればいつでもライフプランナーにコンタクトが可能。マネーツリー㈱との提携による家計簿データとの連携も可能―というもの。
また、資産形成をサポートする新商品として販売を開始した変額個人年金保険「SOVANI」には、ライフプランナーが長期にわたって顧客と伴走する、という同社の思いが込められているという。さらに、保障領域の充足のサポートとして、契約日が10月2日以降となる契約から、主契約では、家族収入保険(無配当)と逓減定期保険(無配当)、特約では家族収入特約(定額型)(無配当)と逓減定期保険特約(無配当)の保険料率を改定した。いずれの種目も保険料は引き下げとなる。資産形成と保障、両領域の商品を充実させ、「トータルライフプランニング」を推進するとしている。
同社では、「トータルライフプランニング」の周知を図るため、同社公式サイト内に特設サイト(https://www.sonylife.co.jp/land/tlp/index.html)を開設。「お客さまお一人おひとり、こだわりの人生を形にしていただきたい」という思いから、「人生は、心を動かすためにある」をキャッチコピーとして、心が動く瞬間をキービジュアルで表現。分かりやすく紹介する動画とコンテンツ、開発者インタビュー等を掲載している。デザインや動画制作に当たっては、ソニーグループのデザイン部門であるクリエイティブセンターと協業しているという。また、「トータルライフプランニング」のサービス開始に合わせ、今秋より企業CMを主にウェブ上で展開する予定だという。
ソニー生命では、日本におけるファイナンシャルプランニングの草創期に当たる1994年から28年間にわたり、ライフプランナーによるPC上のライフプラン分析システムを用いた顧客の人生計画・資金計画と保障の提案を行い、生命保険業界での地歩を固めてきた。このたび、「人生100年時代」の到来によるセカンドライフの長期化や、それに伴って「資産寿命」が「健康寿命」に追いつかないといった社会課題に対応するため、最新のデジタルテクノロジーによりライフプラン分析システムを刷新するとともに、長期の資産形成や合理的な保障の確保に資する商品ラインアップの強化を含め、「トータルライフプランニング」を構想したとしている。