2022.06.01 住友生命 21年度決算、基礎利益3652億円で増益 新契約年換算保険料13%増

 住友生命が5月25日に発表した2021年度決算によると、住友生命グループの保有契約年換算保険料は、メディケア生命や海外事業(シメトラ)で新契約増加に伴い保有契約が増加したことや、海外事業における為替要因もあり、前年度末比2.9%増の2兆8845億円となった。基礎利益は前年比2.3%増の3652億円で、そのうち住友生命は国内株式の配当増加および円安による外国債券の利息収入の増加などにより、同3.9%増の3611億円、海外事業はシメトラの企業保険部門での損益改善や為替要因等により、同24.0%増の398億円となった。

 住友生命グループの新契約年換算保険料は、前年比13.1%増の2157億円となった。国内事業は同8.1%増の1204億円となり、そのうち住友生命は、営業職員チャネルにおいてVitalityを中心に保障性商品の販売が増加したことなどで、同6.1%増の1007億円となった。メディケア生命は主力医療保険や21年6月に発売したがん保険が好調で同19.4%増の196億円となった。海外事業(シメトラ)は、個人年金保険の販売が増加したことに為替要因も加わり同20.2%増の952億円。
 保有契約年換算保険料は、メディケア生命、海外事業(シメトラ)で新契約増加に伴い保有契約が増加したことや、海外事業における為替要因もあり、グループ全体では前記の通り前年度末比2.9%増加した。住友生命単体では同0.8%減の2兆2693億円、メディケア生命は同29.4%増の713億円、海外事業(シメトラ)は同17.6%増の5437億円となった。
 グループの保険料等収入は、2兆4119億円で前年比横ばい。住友生命で個人年金保険の発売が減少したことを主因に同2.0%減の2兆1431億円となったものの、メディケア生命は新契約の増加に伴い、保有契約が増加したことから同36.2%増加して664億円となり、国内事業全体では同1.2%減の2兆2099億円となった。海外事業は、保有契約の増加および円安の影響で同13.0%増加して2020億円となった。
 基礎利益は、グループ全体で3652億円と同2.3%の増加となった。住友生命は、国内株式の配当増加および円安による外国債券の利息収入の増加などに同3.9%増の3611億円。一方、メディケア生命は新契約増加に伴い契約初期費用が増加したことなどにより、前年比97億円の減少となった。海外事業は、シメトラの企業保険部門での損益改善や為替要因などにより同24.0%増の398億円。
 住友生命単体の利息及び配当金等収入は、国内株式の配当増加および円安による外国債券の利息収入の増加などで、同9.1%増加し6673億円。資産運用収支については、利息および配当金の増加に加え、円安による為替差益の計上や金融派生商品費用(為替ヘッジコストを含む)の減少で同27.3%増の7283億円となった。
 連結ソルベンシー・マージン比率は、前年度末比67.9ポイント減少したが、794.6%と十分な健全性を維持している。ヨーロピアン・エンベディッド・バリュー(EEV)は、海外金利の上昇によるマイナスの影響の一方、新契約獲得や保有契約からの収益確保など保険事業のプラスの影響により、前年度末比1897億円増の4兆6789億円となった。
 住友生命の21年度決算案に基づく社員配当金は、個人保険・個人年金保険は、一部の生前給付特約の長期継続配当等を増配とし、団体保険は据え置きとする。団体年金保険は所定の算出方法に基づき配当を割り当て、確定給付企業年金保険(02)等、新企業年金保険で予定利率1.25%(解約控除あり)、0.75%とともに責任準備金に対して0.18%を配当、拠出型企業年金保険(02)で予定利率1.25%の責任準備金に対して0.12%を配当する。
 住友生命では22年度末までの3カ年にわたって「スミセイ中期経営計画2022」を進めている。同計画では「お客さま数(保有契約件数)」「保有契約年換算保険料」「基礎利益(国内・海外事業)」を計数目標として設定しており、21年度末で「お客さま数(保有契約件数)」は1436万件(目標:1400万件)、「保有契約年換算保険料」は2兆3407億円(目標:2兆3100億円)と目標を上回っている。