2022.04.26 損保ジャパン・Mysurance 「コロナあんしん旅行保険」提供開始
損保ジャパンの子会社で少額短期保険業のMysuranceは3月28日、旅行予約のキャンセルや旅行先でのケガ、新型コロナウイルス感染症の発病など、コロナ禍における国内旅行に関する不安をトータルサポートする「コロナあんしん旅行保険」の提供を始めた。2021年11月に提供開始した「デジタル完結型家財保険」に次いで、少額短期保険商品に損害保険商品をセットしたデジタル完結型保険の第2弾となる。
「コロナあんしん旅行保険」はMysuranceの「Travelキャンセル保険」に「新型コロナウイルス感染症一時金支払特約」をセットした損保ジャパンの「国内旅行傷害保険」を組み合わせたもの。
「Travelキャンセル保険」は、国内宿泊、国内ツアー、日帰りツアーといったさまざまな国内旅行と国内航空券予約を対象に、本人および同行者の病気やケガによる入通院、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者への該当、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置等の理由に伴い、国内旅行や国内航空券の予約をキャンセルした場合に生じるキャンセル料を補償する。「国内旅行傷害保険」は、国内旅行中の事故によるケガ、遭難による捜索・救助費用、他人に対する賠償責任、事故による身の回り品の損害を補償する。スタンダードプランとスリムプランの2プランから選べる。「新型コロナウイルス感染症一時金支払特約」は、国内旅行中または旅行後14日以内に新型コロナウイルス感染症を発病した場合に3万円を一時金として支払う。
「コロナあんしん旅行保険」は、スマートフォンやパソコンで最短3分で簡単に加入できる「デジタル完結型保険」として、同社公式ウェブサイトや旅行予約サイト、旅行代理店、航空会社、宿泊施設などの販売パートナーを通じて、ホワイトレーベル商品として展開する。ホワイトレーベル商品では、販売パートナーによるネーミングや募集サイト、加入画面の一部カスタマイズが可能で、独自の世界観やブランドを活用したマーケティングを行うことができる。第1弾として、㈱タイムデザイン、西鉄旅行㈱、㈱日本旅行、㈱日本旅行リテイリング、㈱はとバスエージェンシー、㈱ベンチャーリパブリック、㈱Loco Partners、名鉄観光サービス㈱の企業やサービスサイトで順次販売開始予定。
観光庁の調査によると、21年の日本人国内旅行消費額は19年比で58.4%減、20年比で8.5%減と、新型コロナウイルス感染症の影響で消費者が国内旅行を控える動きが継続している。
損保ジャパンの会員サイトを通じた旅行に関する意識調査では、旅行を予約する際に不安を感じることとして「旅行先での新型コロナウイルス感染(61.8%)」「宿泊先・交通機関の新型コロナウイルス対策(49.0%)」、「緊急事態宣言やまん延防止等重点措置により旅行を中止する際のキャンセル料の負担(41.2%)」がトップ3になり、多くの人がコロナ禍での旅行予約に不安を抱えているという。このような不安を軽減し、旅行予約から旅行後まで安心できるよう、損保ジャパンの目指す姿である「Innovation for Wellbeing」に則した商品として共同開発したとしている。