2022.04.07 アクサ損保 ダイレクト総合自動車保険を改定、20等級継続割引新設、走行距離区分細分化など
アクサ損保は「アクサダイレクト総合自動車保険」について、保険始期日5月10日以降の契約から、①20等級継続割引の新設②走行距離区分の細分化③日常生活賠償責任保険特約(示談交渉付)を単体で付帯可能とする―を内容とする三つの改定を実施する。
「20等級継続割引」の新設は、他社からの契約の切り替え初年度からでも適用される「20等級継続割引」を新設し、現在20等級で無事故の顧客に4区分(「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」)にわたって割引を提供するというもの。4区分の無事故の年数が長いほど割引率が高くなる。①前年度の契約が20等級かつ事故有係数適用期間0年で、今年度も20等級かつ事故有係数適用期間0年であること②前年度の契約の保険期間が1年以上であること―の条件をすべて満たす場合に20等級継続割引が適用される。他の保険会社からの切り替えや、中断証明書を利用して加入する場合は、「1年目」の「20等級継続割引」が適用される。前契約が一部の共済の場合で21等級以上の等級は20等級に読み替え適用する。
「20等級継続割引」の新設は、安全運転ドライバーによる「無事故を続けているのに保険料が下がらない」「長く契約しているのに保険料が下がらない」という声に応えるものとしている。
「走行距離区分の細分化」は、年間予想最大走行距離区分を、従来の3区分(5000キロメートル未満、5000キロメートル以上1万キロメートル未満、1万キロメートル以上)から業界最多の8区分(1000キロメートル未満、1000キロメートル以上3000キロメートル未満、3000キロメートル以上5000キロメートル未満、5000キロメートル以上7000キロメートル未満、7000キロメートル以上1万キロメートル未満、1万キロメートル以上1万5000キロメートル未満、1万5000キロメートル以上2万キロメートル、2万キロメートル以上)に拡大するというもの(「業界最多」とは、ダイレクト型自動車保険8社が設定している距離区分数を同社が調べたもので、2022年2月現在)。年間を通して自動車をあまり使用していない顧客向けに、業界で最も短い「1000キロメートル未満」を新設しており、これにより、顧客一人一人のライフスタイルに合わせた、より合理的な保険料を提案することが可能となるとしている。
また、「日常生活賠償責任保険特約(示談交渉付)」は、これまで「アクサ安心プラス」のパッケージとして販売していた「日常生活賠償責任保険特約(示談交渉付)」を特約として単体で自動車保険に付帯することを可能とするもの。また、保険金額を3000万円から1億円に増額した。記名被保険者や家族が、日本国内で①記名被保険者の居住の用に供される住宅の所有、使用または管理に起因する偶然な事故②被保険者の日常生活に起因する偶然な事故―のいずれかの事故により、他人を死傷させたり他人の財物(モノ)に損害を与えて法律上の損害賠償責任を負ったことによって被った損害を補償する。
幅広いリスクに対応することで、顧客に安心して同社の商品・サービスを利用してもらえるようになるとしている。
アクサ損保ではこれらの改定により、同社が昨年7月に業界として初めて(21年12月時点、同社調べ)自動車保険に導入した「子育て応援割引」に引き続き、子育て世帯の家計を応援するとともに、全ての顧客に対してライフスタイルに合った納得の保険料と安心の補償を提案するとしている。