2022.03.08 3メガ損保 21年度第3四半期決算、好調な増益基調続く

2月14日に発表された損保大手3グループの2021年度第3四半期決算によると、当期純利益は、東京海上ホールディングス(東京海上HD)が前年同期比231.7%増の3741億円、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(MS&ADHD)が同36.4%増の2046億円、SOMPOホールディングス(SOMPOHD)が同114.3%増の1837億円と、上半期に続き増益基調が続いている。東京海上HDは通期の当期純利益予想について、昨年11月からさらに上方修正を重ね4100億円とした。(2面に3グループ各社とAIG損保の種目別保険料・保険金の一覧表を掲載)

 東京海上HDの修正純利益は4729億円で、96.5%の進捗率を示した。国内損保事業(東京海上日動)の事業別利益は前年同期比30.5%増の1874億円。海外保険事業の事業別利益は同204.2%増の1866億円となった。
 MS&ADHDの修正利益は、前年同期比747億円増益の2760億円となり通期予想に対する進捗率は92.0%となった。国内損保事業の修正利益は、同404億円増益の1931億円(進捗率97.1%)。三井住友海上の四半期純利益は、同32.1%増の1103億円、同じくあいおいニッセイ同和損保は、同75.6%増の523億円だった。また、グループの海外事業の修正利益は、同296億円増益の251億円だが、進捗率としては50.4%。
 SOMPOHDの修正連結利益は前年同期から560億円増益の2051億円だった。国内損保事業の修正連結利益は1278億円で、前年同期から252億円の増益。海外保険事業の修正利益は同288億円増益の444億円となっている。