2021.11.18 太陽生命 選択緩和型医療保険を充実、限度額拡大・削減期間廃止など図る

太陽生命は11月1日から、選択緩和型の「保険組曲Best既成緩和」と「ひまわり認知症予防保険」(以下、選択緩和型保険)で、①「選択緩和型手術保障保険」の発売②選択緩和型入院一時金保険等の加入限度額の20万円から30万円への拡大③契約日から1年間の削減期間の廃止―以上3点の新商品提供・商品改定を行った。健康状態に不安がある顧客へも充実した医療保障を提供し、ニーズに一層応えるようにした。同社のインターネットチャネルである「スマ保険」でも取り扱う。

 「保険組曲Best既成緩和」と「ひまわり認知症予防保険」は、保険組立特約を付加した選択緩和型医療保険などの単体の保険を組み合わせて保障を提供する。過去に入院や手術の経験がある人や現在通院している人などであっても、契約時に入院・手術の予定がないなどの告知項目に該当しなければ申し込みができる。
 新たに発売した選択緩和型手術保障保険は、選択緩和型入院一時金保険に組み合わせることによって加入できる保険。公的医療保険制度または先進医療の対象となる手術、放射線治療を受けたとき、入院中・外来手術で最高20万円を保障し、入院したことなどがある顧客にも充実した手術保障を提供する。
 また、従来の選択緩和型入院一時金保険等の加入限度額20万円から30万円への拡大は、入院したことなどがある顧客にも標準体保険と同様の保障金額を提供するもので、他の保険との組み合わせで、がんなどの所定の疾病で入院中に手術した場合は、最高140万円を保障するようになった。
 入院一時金保障には、病気やケガで1日以上入院したときの保障「選択緩和型入院一時金保険」、「選択緩和型7大疾病医療一時金保険(7大疾病プラス)」(白内障や熱中症などのシニア疾病とがんや心・血管疾患などの7大生活習慣病による1日以上の入院、または手術・放射線治療や骨折治療を保障)、女性を対象とする「選択緩和型女性疾病医療一時金保険(女性疾病プラス)」(「7大疾病プラス」で保障する内容に加えて、子宮筋腫・慢性関節リウマチなどの女性特有の病気を保障)がある。
 契約日から1年間の削減期間の廃止は、契約当初から満額の給付金等の支払いとする支払金額変更特則を11月1日以降に販売する選択緩和型商品にすべて付加することで行う。なお、感染症プラス入院一時金保険は、削減期間がないためこの特則は付加されない。また、選択緩和型認知症診断保険は、契約日から90日以内の所定の認知症の診断は保障しない(90日間不担保)。
 選択緩和型保険の加入年齢範囲は有期で20歳から75歳、終身で20歳から85歳(スマ保険は20歳から79歳)。入院一時金保障の保険金額は1万円から30万円の範囲で5000円単位、手術保障の保険金額は1万円単位で1万円から20万円までとなっている。
 選択緩和型入院一時金保険保障額10万円、選択緩和型手術保障保険保障額10万円、感染症プラス入院一時金保険保障額10万円、保険期間・保険料払込期間が10年間の場合の口座扱月払保険料は、40歳男性で6140円、同女性5160円。50歳男性6670円、同女性6000円、60歳男性8330円、同女性6940円、70歳男性1万282円、同女性8720円。