2021.12.24 イオン・アリアンツ生命 イオングループ初の生命保険商品、終身医療保険「元気パスポート」発売、スマホ専用健康増進アプリも付帯

イオン・アリアンツ生命は11月26日から、終身医療保険「元気パスポート」(正式名称:無解約返戻金型終身医療保険)を発売した。「ニーズにあった医療保障を確保」しながら「健康増進を楽しむ」とした新しいタイプの医療保険で、イオングループ初の生命保険商品。シンプルな保障から充実した保障までさまざまなニーズに対応可能で、解約返戻金がないことで保険料を抑えている。また、付帯サービスとしてスマートフォン専用の健康増進アプリ「ウエルネスパレット」の提供を開始。契約者は無料で利用することができる。

 「元気パスポート」の主契約となる医療保障は、日帰り入院・1日以上の入院で入院給付金を支払う「疾病入院給付金・災害入院給付金」のほか、「手術給付金」「放射線治療給付金」と、提出した健康診断の結果に応じて健康支援金を支払う「健康支援金」で構成される。それに加えて①先進医療特約②入院一時給付特約③退院後通院特約④退院一時給付特約⑤特定損傷特約⑥女性医療特約⑦特定疾病一時給付特約⑧3大疾病保険料払込免除特約―の八つの特約をオプションとして選択することができる。
 健康支援金は、毎年の健康診断等の結果のうち、BMIと血圧の値の2項目が所定の基準を満たす場合に支払い、電子マネーWAONに交換できるポイントで支払うこともできる。このような健康診断等の結果に基づく支払いを行う機能を備えた生命保険のうち、査定項目数を顧客が理解しやすい2項目とするのは業界初(21年10月31日現在、同社調べ)となる。
 主な取り扱いは、保険期間は終身(健康支援金の支払いは20歳~69歳まで)で、被保険者契約年齢は満年齢で0~85歳。保険料払込期間は終身または有期(60、65、70歳払込満了)。入院給付日額は3000円~2万円で1000円単位、給付限度の型は60日型と120日型、手術給付金の型は手術Ⅰ型と手術Ⅱ型。
 シンプルプラン(主契約の保険期間・保険料払込期間終身、入院給付日額5000円、給付限度の型60日型、3大疾病入院支払日数無制限特則適用、手術給付金の型はⅠ型、特約は先進医療特約、入院一時給付特約〈入院一時給付金5万円〉)の保険料例は、口座振替扱月払で、20歳男性1170円・同女性1585円、30歳男性1498円・同女性1873円、40歳男性2035円・同女性2040円、50歳男性2863円・同女性2669円。
 販売は、イオン保険サービスの来店型保険ショップ「イオンのほけん相談」と、イオン銀行のホームページからオンラインで行う。イオン銀行では22年に店舗での取り扱いを予定している。
 付帯サービスとなる「ウエルネスパレット」は、スマートフォンを持ち歩くだけで歩数を自動で記録。体重・血圧なども記録でき、簡単に毎日の健康管理が可能なものとなっている。
 さらに、アプリを活用して健康増進活動を行うことで「ウエルネスコイン」を付与。貯まったウエルネスコインはイオングループなどの健康関連商品やサービスを利用できるクーポンと交換することができる。
 11月24日時点で、クーポンを利用できるサービスは、▽イオン▽ウエルシア(調剤薬局併設型ドラッグストア)▽イオンシネマ(映画などの映像コンテンツやサービスを提供)▽スポーツオーソリティ(スポーツ用品の小売り、各種スポーツ教室等のイベント開催等)▽スリーフィット(スポーツクラブ、フィットネススタジオ)▽ルネサンス(スポーツクラブ・介護リハビリ施設ほか、健康分野におけるサービス)―など。
 また、健康情報を届けるkencom×ほけん(ケンコムほけん)、レシピアプリのpecco(ぺっこ)といった外部アプリとも連携し、顧客がより楽しみながら健康増進活動を行えるサポートをしていく。
 イオン・アリアンツ生命は、「生命保険とサービスを通じ、お客さまの日々の生活と未来、そして社会に安心をお届けします」との経営理念のもと、「保険を万一から毎日へ」をコンセプトとして掲げ、顧客の暮らしに寄り添う商品・サービスの開発を行っている。終身医療保険「元気パスポート」「ウエルネスパレット」はそのコンセプトに基づき、顧客の日々の健康増進活動をサポートしたいとの思いから開発に至った。