2021.12.22 東京海上HD テクノロジー駆使した商品開発加速、データドリブン商品「dRIVEN」シリーズ展開

東京海上ホールディングスは11月25日、データを駆使・循環させることで価値提供を行う保険商品・サービスをグループとして拡充させ、新たに「dRIVEN(ドリブン)」(商標登録出願中)の名称でシリーズ展開していくと発表した。①新たなリスクや従来は引受けが困難だったリスクの引受け②高度なデータ分析、将来予測等に基づくプライシングの実施③データを駆使した新しいマーケットの創造―がポイント。

 「dRIVEN」は、データ・テクノロジーを活用し、新たな価値を提供する保険商品のことで、これまで十分な補償提供ができていなかったリスク(病気、事故、自然災害等)や社会・経済活動の変化に伴う新たなリスクへの対応、早期検知・予防領域における新たなIoT技術の活用を通じて、さまざまなリスクから顧客や地域社会を守るとしている。
 東京海上グループではこれまでも、データを活用し、さまざまな保険商品を開発・提供してきている。例えば、東京海上日動では、2017年に国内大手損保で初めて「ドライブレコーダー付き自動車保険」の販売を開始し、東京海上日動あんしん生命では、引受範囲を従来よりも拡大した引受基準緩和型医療保険新商品「メディカルKitエール」を20年8月に発売している。また、グループのデータ分析・ソリューション開発力をより一層強化するために、本年7月にはグループのデータ中核機能を担う「東京海上ディーアール」を始動。同社はデータを駆使し、安心・安全領域での新たな価値創出に向けた保険商品開発の支援やリスクソリューション開発を行っている。
 今後、同グループは、データやテクノロジーを活用した商品の開発を加速させ、「dRIVEN」の名称で積極的に展開していくことにより、より良い社会の実現を目指すとともに、顧客・地域社会の“いざ”を支えるために“いつも”支えることができる存在となれるよう、挑戦していくとしている。
 dRIVENの第1弾としては、以下4商品を展開する。
 ①ドライブレコーダー付き自動車保険(東京海上日動):個人客向けに開発したドライブレコーダー活用サービス(ドライブエージェントパーソナル)により、自動車保険の特約として「安全運転診断サービス」や「事故防止支援サービス」などを提供
 ②メディカルKitエール(東京海上日動あんしん生命):ビッグデータ解析を通じ、加入範囲を従来よりも拡大した引受基準緩和型医療保険
 ③投資運用事業者向け賠償責任保険(東京海上日動):データ解析を通じミスやシステム不具合など多種多様なオペレーショナルリスクを洗い出し、これに起因する損害を幅広く補償する投資運用事業者向けの賠償責任保険
 ④&e(イーデザイン損保):AIを活用したシンプルで分かりやすい手続きに加え、IoTセンサーとスマートフォンを連携した安全運転支援サービスを提供する個人客向け自動車保険
 なお、東京海上グループでは、第1弾の商品に加え、さらなる「dRIVEN」の開発に注力しており、さまざまな実証実験を行っている。
 ヘルスケア分野では、アップルウォッチから収集されるヘルスデータから疾病の予兆を検知する新たなソリューションを開発。自然災害分野では、災害発生時の事前避難を支援する新たなサービスの実証実験を開始している。
 第1弾として提供している「ドライブレコーダー付き自動車保険」についても、ハワイで実証実験を開始予定。ドライブレコーダーから得られたビッグデータと機械学習等のデータ分析手法を活用し、事故予兆を検知することで事故リスクを軽減するサービスの提供を目指す。
 こうした実証実験を通じて、データ・テクノロジーを活用した保険商品の開発を加速させ、保険事業における新たな価値提供や社会課題の解決を実現していくとしている。