2021.09.17 太陽生命 入院一時金保険等限度額引き上げ 手術保障保険新発売、手術保障の充実も図る

本紙16日付2面で一部既報のとおり、太陽生命は9月1日から、「入院一時金保険」等の加入限度額を引き上げるとともに、これに組み合わせて加入する「手術保障保険」の販売を新たに開始した。いずれもスマ保険でも取り扱う。

 加入限度額の引き上げは、「入院一時金保険」「女性入院一時金保険」「生活習慣病入院一時金保険」「感染症プラス入院一時金保険」について、従来の20万円から30万円に拡大したもの。これにより、「入院一時金保険」と「女性入院一時金保険」(または、「生活習慣病入院一時金保険」)、「感染症プラス入院一時金保険」をそれぞれ入院一時金額30万円で同時に付加し、所定の生活習慣病、所定の感染症やケガで入院した場合、最高60万円を保障することになる。
 また、新たに発売した「手術保障保険」は、公的医療保険制度または先進医療の対象となる手術、放射線治療を受けたとき、入院中・外来での手術にかかわらず最高20万円の手術給付金を保障するもの。「入院一時金保険」に組み合わせて加入する。これまで手術保障を付加するには、入院保険(入院日額)を付加することが必須だったが、「入院一時金保険」に「手術保障保険」を付加することで手術保障を可能にした。上記の「女性入院一時金保険」や「感染症プラス入院一時金保険」等と組み合わせることで、日帰り入院で手術を受けた場合でも最高80万円を保障することになる。
 加入年齢範囲は、有期が0~75歳、終身が12~85歳。スマ保険の取扱いは20歳~75歳。保険金額は、入院保障が1万円~30万円まで(5000円単位)、手術保障が1万円から20万円まで(1万円単位)となっている。
 保険料例(月払・口座振替)は、保障額を「入院一時金保険」10万円、「感染症プラス入院一時金保険」10万円、「手術保障保険」10万円とし、保険料払込期間10年間とした場合、25歳男性2020円、同女性3250円、30歳男性2180円、同女性3370円、35歳男性2400円、同女性3070円、40歳男性2750円、同女性2900円、45歳男性3270円、同女性3100円、50歳男性4060円、同女性3490円となる。
 医療技術の進歩により、入院日数は短期化傾向にあり、従来は入院を伴っていた手術に関しても外来で行えるようになるなど、医療環境の変化に伴い医療保障に対するニーズは多様化している。同社では、2019年11月に「保険組曲Best」の「入院一時金保険」の加入限度額を5万円から20万円に拡大するとともに、他の保障と組み合わせずに「入院一時金保険」のみで加入できるようにした。また、20年9月からは、新型コロナウイルス感染症等にフォーカスした保険「感染症プラス入院一時金保険」を販売するなど、多様化する顧客ニーズに対応してきた。今回、「入院一時金保険」をさらに進化させ、「手術保障保険」を新たに発売することで、より一層充実した医療保障を提供するとしている。