2021.08.10 あいおいニッセイ同和損保 リトルファミリー少額短期保険設立

あいおいニッセイ同和損保はこのほど、ペット保険会社リトルファミリー少額短期保険㈱(板谷和彦代表取締役、以下、リトルファミリー少短)を設立し、7月15日からペット保険「わんデイズ・にゃんデイズ」の提供を開始した。マーケティング・パートナーとして国内最大級のペットメディアであるPECOなどを運営する㈱PECO(東京都渋谷区、岡崎純代表取締役社長)を迎え、今後、PECO、国内最大級ペットヘルスケアメディアのhotto、SNSなどを通じて社会へのペット保険浸透を図るとともに、将来的にはさまざまなヘルスケアサービスとのつながりを創出し、“ちいさな家族”の健康をワンストップで支えるペットヘルスケア・プラットフォーム“OneHealth”の構築を目指す考え。

 日本では約1800万頭の犬や猫が家族の一員として暮らしており、昨今のコロナ禍の影響によりその頭数は増加傾向にある。その一方で、動物の医療は人とは異なり公的な保険制度がなく、動物向け医療保険の普及率は約10%にとどまっている。こうした背景から同社は今後ペット保険が普及する必要性は大きいと判断。少短会社の設立を決めたとしている。
 リトルファミリー少短の社名には、「“ちいさな家族”をもつすべての人々の幸せを考える会社を目指し、既存の常識にとらわれることなく、お客さまに寄り添った新しい保険サービスを生み出すことで、大切な“ちいさな家族”の健康を一生支えていきたい」という同社の思いが込められているという。
 マーケティング・パートナーのPECOは、「ペットとの毎日がもっと楽しくなる」をテーマに、月間1000万人が利用するペット情報サイト「PECO(ペコ)」を通じてペット動画や飼い方・病気に関する情報、最新のペットイベント情報などを配信している。商品開発に当たっては、「あいおいニッセイ同和損保の持つ保険に関するノウハウとPECOの持つテクノロジーを活用し、保険業務の徹底的な省力化を実現した。お客さまが使わないサービスはなくし、ペットのケガ・病気に特化したシンプルな保険、ペットと飼い主と動物病院のことを考え、ペットを大切にするすべてのお客さまに最も寄り添った保険を目指した」という。
 リトルファミリー少短が提供するペット保険「わんデイズ・にゃんデイズ」は、①業界最高クラスの補償内容②生涯保険料が業界最安水準③高い利便性―が特長としており、①では、補償は通院・入院・手術合計で年間120万円まで支払う他、免責金額なしで支払回数は無制限。使う機会が多い通院補償は回数・日額制限なく30万円まで支払う。②では、毎月の保険料を抑えるだけでなく、一生涯払う保険料も業界最安水準を実現。月々の保険料は1270円から契約できる他、年齢が上がっても月々の保険料が急に高くなることはない。③では、加入申込から保険金請求までスマホ・ウェブで完結できる仕組みを構築。保険金請求までをデジタル完結できる仕組みは国内初だという。また、請求から最短で当日の保険金支払いを実現することで、高額な治療費による顧客の負担を軽減。全国のどこの動物病院でも使えるので、ペット保険の対象となっているかを気にする必要がない。
 保障対象は通院・入院・手術で、膝蓋骨脱臼(パテラ)、がん(悪性腫瘍)、腎不全といったペットがかかりやすいとされるケガや病気も補償する。補償プランはかかった費用の50%を補償する50%プランと、同70%を補償する70%プランの二つがある。両プラン共に、支払限度額は通院が年間30万円、入院が年間60万円、手術が年間30万円、年間限度額が合計120万円。
 月払保険料の例として、ネコ0~2歳の50%プランが1270円、70%プランが1580円、18歳以上の50%プランが2870円、70%プランが3810円。中型犬0~2歳の50%プランが1900円、70%プランが2440円、18歳以上の50%プランが4440円、70%プランが5970円となっている。
 リトルファミリー少短の会社概要は次の通り。
 ▽本社所在地:東京都品川区東五反田5―22―33
 ▽設立年月日:2019年8月1日
 ▽資本金:7500万円