2021.04.16 あいおいニッセイ同和損保 行程中に加入できる旅行保険開発 「スポットツアー」のアプリと連動

 あいおいニッセイ同和損保とデジタル観光ツアーをアプリ上で提供するスポットツアー㈱(東京都千代田区、鳥居暁社長)は3月29日、当日や旅の途中でもアプリで加入することができる「Spot Tour保険」(国内旅行傷害保険特約セット普通傷害保険のペットネーム)の提供を開始した。ウィズコロナ時代のマイクロツーリズムに対応、「安全・安心」なお出掛けを支援する。

 現在、新型コロナウイルス感染症の流行等の影響により、都道府県をまたぐ遠方への移動自粛が求められる中、密接や密集を避け、近場で地元の魅力を再発見するマイクロツーリズムが注目されている。
 スポットツアーが提供するアプリ「Spot Tour」は、各地域の観光情報を整備し、観光客のニーズに合わせた多様なツアーを創出することができる観光プラットフォーム。自治体や企業は、「Spot Tour」アプリに「地元の魅力を再発見するツアー」等、オリジナルツアーを登録することで、観光客の誘致や地元住民の「おでかけ創出」を実現することができ、アプリ利用者は、お気に入りのツアーに参加し、各スポットを訪れてデジタルスタンプを獲得するという“新たな旅の楽しさ”を体感できる。
 また、近年の健康志向の高まりや、コロナ禍での密を避ける運動として、散歩やウオーキングが人気を集めているが、「Spot Tour」アプリを活用することで、遠方への旅行だけでなく、近場の外出も楽しむことができる。
 両社ではこのような小旅行や外出を安全・安心に行うことができるよう、旅行開始前だけでなく、旅行行程中でもアプリで簡易に保険加入することができる「Spot Tour保険」を開発した。通常、旅行保険は外出前に加入手続きを行う必要があるが、同保険では、「Spot Tour」アプリで利用者の位置情報データを取得し、旅行行程中であることを確認することで、旅の途中での保険加入を実現したことが最大の特徴となっている。
 「ライトプラン」の場合、保険料は100円。補償期間は旅行出発時または保険加入時のいずれか遅い時から保険期間の終了時刻または帰宅時までで、自身のケガや他人への賠償を補償する。補償内容は、入院保険金日額1000円、通院保険金日額750円、賠償責任保険金額1億円(免責金額0円)、手術保険金として入院中は入院保険金日額の10倍、入院中以外は入院保険金日額の5倍。
 両社は、今後もアプリから取得するさまざまなデータを活用し、利用者の行動および保険に対するニーズ変化に対応した新たなMaaSに向け保険商品・サービスの検討・開発を進めるとともに、保険提供等を通じて、より安全・安心な移動の実現と地域の持続的な発展に貢献していくとしている。