2021.01.12 ■あいおいニッセイ同和損保 自動車保険(フリート契約)を最大10%割引[2021年]
あいおいニッセイ同和損保は、企業の事故低減取り組みをさらに加速させるため、新たな車載器を開発するとともに、自動車保険(フリート契約)を最大10%割引きする特約「安全運転特約」を新設し、1月から提供を開始した。「ささえるNAVI『Lite』」に搭載している独自の運転評価システムを用いて、企業の事故低減取り組みを評価する業界初の仕組みを採用している(2020年12月時点、同社調べ)。
あいおいニッセイ同和損保はテレマティクス自動車保険のパイオニアとして、「事故のない安全・安心なクルマ社会」の実現に向け、先進技術を活用した商品・サービスを展開してきた。これまで「ささえるNAVI『Lite』」は、約2000社の企業に導入され、導入企業の約7割で事故低減効果を確認しているという。
「ささえるNAVI『Lite』」に搭載する新車載器は、ドライブレコーダーに加え、2ndカメラ(ドライバーモニタ)とバッテリー付き電源ケーブルを標準搭載し、ドライバーの運転特性に応じた具体的・効果的な安全運転指導や、より確実な事故映像等の送信を実現する。車載器のリニューアルに伴うサービス利用料の変更はない(月額1700円/1台当たり・税別)。
2ndカメラ(ドライバーモニタ)は「顔認証機能」を搭載しており、運転者を自動特定し、ドライバーごとの運転結果に対して安全運転指導を可能とする。また、「携帯使用・わき見・居眠りアラート」によって、「ながら運転」等の危険挙動を抑制する。
加えて管理者サイトでは、地図上に表示される各車両の走行軌跡から、危険運転履歴や撮影動画を管理者が一元的に確認することを可能とし、利便性を追求した実効性の高い安全運転指導を提供する。
新車載器を活用した「テレマティクス損害サービスシステム」は、大きな衝撃を検知した場合に、ドライブレコーダーの映像を導入企業およびあいおいニッセイ同和損保に自動送信するが、バッテリー付き電源ケーブルによって、大きな衝撃等で車載器への電源供給がストップした後であっても動画送信が可能となるようにし、確実な事故映像の送信を実現した。バッテリーによる車載器のクイック起動も実現し、乗車直後の駐車場内事故等にも対応できるようにしている。
「安全運転特約」は、事業者向けテレマティクスサービスを導入した企業が、同社の事故低減プログラムを実施するなど一定の条件を満たした場合、自動車保険(フリート契約)で最大10%割引を適用するというもの。21年1月始期契約から実施する。テレマティクスサービスを活用した企業の事故低減取り組みを独自の運転評価システム(富士通の特許技術による運転評価方法〈エコ&セーフティドライブ評価〉:特許番号3944549号)を用い評価する。
参考例として、自動車台数30台(いずれも自家用普通乗用車、料率クラスはすべて7)、優良割引率50%、フリート多数割引5%適用、安全運転特約(10%割引)適用で、補償内容を対人賠償無制限、対物賠償無制限(免責なし)、車両保険(一般補償)保険金額200万円とした場合、特約を付帯した年間保険料は257万3100円で、適用前の285万9000円に比べて大幅減になる。