2020.12.23 ■東京海上日動あんしん生命 「あんしん就業不能保障」発売[2020年]

 東京海上日動あんしん生命は2021年1月5日から、新商品「あんしん就業不能保障保険」(正式名称:就業不能保障保険(無解約返戻金型))の発売および「家計保障定期保険NEO」(正式名称:家計保障定期保険(無解約返戻金型))の改定を行う。また、両商品に加入する顧客を対象に、オンラインでの医療相談・受診予約サービスを提供し、顧客の健康を幅広くサポートする。
 少子高齢化に伴い、現役世代人口が減少する中、シニアや女性の就労者が増加するなど、働き方をめぐる環境は大きく変化している。また、独身世帯、夫婦のみ世帯の増加など、世帯構造も大きく変化している。同社では、顧客の就業不能保障に対する多様化するニーズに応えるために、商品ラインアップを拡充し、新商品「あんしん就業不能保障保険」の発売および「家計保障定期保険NEO」の改定を行う。
 あんしん就業不能保障保険は、障害・介護保障プラン(Ⅰ型)、5疾病保障プラン(Ⅱ型)、5疾病・障害・介護保障プラン(Ⅲ型)があり、Ⅰ型では、障害(身体障害者福祉法に定める障害の級別1級から3級までに該当し身体障害者手帳の交付があったとき、国民年金法に定める障害等級1級または2級に該当していると認定されたとき(精神の障害を原因として障害等級2級に該当した場合を除く)、同社所定の障害状態に該当したとき)ないし介護(公的介護保険制度の要介護2以上と認定されたとき、同社所定の要介護状態が180日を超えて継続したと診断されたとき)を就業不能保障の対象とし、Ⅱ型では、5疾病(悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全)による入院・在宅療養状態が60日を超えて継続したと診断され就業不能状態になった場合を対象とする。Ⅲ型ではⅠ型・Ⅱ型の両方を保障。給付金の受取方法は、①毎月受け取る②一時金として全額受け取る③一部を一時金として受け取り、残りを毎月受け取る―の三つから選択することができる。
 これまで家計保障定期保険NEOでは、死亡保障とセットで就業不能保障を提供していたが、死亡保障に加入済の顧客や、死亡保障ニーズが大きくないシニアや独身等の顧客のニーズに応えるため、あんしん就業不能保障保険によって就業不能保障を単独で提供できるように商品ラインアップの拡充を図ったもの。
 家計保障定期保険NEOは死亡保障の他に、就業不能保障特約の付帯により、あんしん就業不能保障保険同様の就業不能保障を提供する。
 また同社では、顧客の健康管理に役立つ健康診断の受診を勧める観点から、あんしん就業不能保障保険と家計保障定期保険NEOにおいて、健康診断書扱いのメリットの拡大を図り、健康診断書扱を利用して加入する場合、①健康診断書扱での引受査定を緩和②健康診断書扱で所定の基準を満たしている場合には優良体保険料率を適用③健康診断書扱での引受け時の限度額の引き上げ―を行う。
 あんしん就業不能保障保険の保険料例は、保険期間・払込期間65歳満了、給付金支払期間が保険期間満了日まで、給付金月額10万円、最低支払保証期間2年、月払口座振替扱、特定疾病保険料払込免除特則を付加した場合、40歳男性で非喫煙者標準保険料率はⅠ型3110円、Ⅱ型7180円、Ⅲ型8670円、同女性で非喫煙者標準保険料率はⅠ型2430円、Ⅱ型7350円、Ⅲ型8560円となる。
 また、新型コロナウイルス感染症拡大による健康不安の高まりや、健康不安がありながらも就業時間中には病院に行きづらいと感じる顧客をサポートするため、これらの保険契約者に対する付帯サービスとして「Medical Note for 東京海上グループ」の提供も開始する。オンラインによる医療相談や、顧客が病院を指定できるセカンドオピニオン予約、顧客が医師・病院を指定できる受診予約サービス等を提供するもの。