2020.10.22 ■FWD富士生命 FWDがんベスト・ゴールド発売へ、新たにがん治験情報を付帯サービスで提供[2020年]

 FWD富士生命は、これまでの商品を進化させた無解約返戻金型がん保険「FWDがんベスト・ゴールド」を11月2日から発売する。また、同日から日本全国で実施中のがん治験情報を検索できる業界初(2020年9月時点、同社調べ)のサービス「FWDがん治験情報提供サービス」も付帯サービスとして提供する。
 「FWDがんベスト・ゴールド」は、がんの「治療」だけではなく、その「生活」もサポートすることをコンセプトに開発したもので、同社が現在提供しているがん保険の特長を進化させ、新たな特約や付帯サービスを加えることによって、がん治療とその生活を取り巻く環境の変化と多様化する顧客ニーズに対応するための保障を提供する。
 主契約では、初めてがん(上皮内新生物を含む)と診断確定されると、最高300万円のがん診断給付金を支払うほか、以後の保険料の払い込みを免除する。上皮内新生物についてはこれまで特約で保障していたが、今回の商品から主契約の支払い対象に追加した。上皮内新生物は保険料払込免除の対象にもなる。
 支払事由に該当する限り、がん診断給付金は年1回を限度に何度でも支払う。今回の商品から主契約の給付金の支払限度をこれまでの「2年に1回」から「1年に1回」に変更した。そのほか、診断確定から1年経過後の通院治療も、がん診断給付金の支払対象としていることも本商品の特長となっている。
 今回の商品で新設した特約は、「自由診療抗がん剤治療特約」と「がん収入サポート特約」で、「自由診療抗がん剤治療特約」は、自由診療となる抗がん剤・ホルモン剤治療のため入院または通院した場合、通算3000万円まで、その治療にかかる薬剤料の実費を保障する。保険期間・保険料払込期間は5年で、所定の範囲内で自動更新する。
 また、「がん収入サポート特約」では、がん診断給付金を支払う場合に、最高15万円のがん収入サポート給付金を毎月支払う。保険期間・保険料払込期間は、60歳・65歳・70歳。
 主契約の保険期間・保険料払込期間:終身、がん収入サポート特約の保険期間・保険料払込期間:70歳、保険料払込方法:月払(口座振替扱)で、主契約のがん診断給付金額50万円、特約のがん治療給付金額10万円、同自由診療抗がん剤治療特約付加、同がん収入サポート特約給付金額5万円とする契約例(ベーシックプラン)で、保険料は、契約年齢30歳男性3145円、同女性3634円、40歳男性4498円、同女性4685円、50歳男性6952円、同女性5672円―となる。
 また、今回新たに本商品に付帯される「FWDがん治験情報提供サービス」は、日本全国で実施中の「がん治験に関する情報」をウェブ上で分かりやすく検索することができ、自分に合ったがんの治験を選択し、インターネット上で参加の申し込みができるというもの。治験に関する相談や質問は電話でできる。対象となる疾患は悪性新生物のみ。
 この治験情報提供サービスは、今回の「FWDがんべスト・ゴールド」のほか、この11月2日時点で販売中止の▽無解約返戻金型悪性新生物療養保険(2017)(新がんべスト・ゴールドα)▽無解約返戻金型悪性新生物療養保険(2014)(がんベスト・ゴールドα)▽無解約返戻金型がん療養保険(10)(がんべスト・ゴールド)▽がん保険―も対象商品となる。
 なお、「治験」とは、厚生労働省から薬、医療機器としての承認を得ることを目的として行われる臨床試験の一種のこと。新しい治療薬等を開発する上で必要なもので、患者にとっては新しい治療薬を試す機会を得ることで、治療の選択肢が広がることになる。治験の参加には身体的な参加条件等や副作用等も起こる可能性があるため十分な理解の下に進める必要がある。一般的な臨床研究よりも厳格なルールに基づき実施されており、実施している医療機関は限られている。