2020.10.08 ■住友生命 外貨建一時払個人年金「たのしみグローバルⅡ」発売、指数連動プランで増加率上限撤廃[2020年10月1日]

 住友生命は10月1日から、金融機関・保険ショップ等の代理店で販売する外貨建一時払個人年金保険「たのしみグローバル(指数連動プラン)」「たのしみグローバル(定率増加プラン)」を改定、同「たのしみグローバルⅡ(指数連動プラン)」「たのしみグローバルⅡ(定率増加プラン)」(いずれも正式名称:「5年ごと利差配当付指定通貨建個人年金保険(一時払い)(20)」)として販売を開始した。2018年8月に発売以来、好評を得ている商品をさらにレベルアップした。
 「たのしみグローバルⅡ(指数連動プラン)」は、毎年の判定日に、前年の判定日に比べて指数(ボラティリティーコントロール指数)が上昇すれば、契約応当日に積立金が指定通貨(米ドルまたは豪ドル)建で増加する仕組みの年金で、積立金の増加率は、指数の上昇率に連動率を乗じて計算される。指数の下落が続いた場合や、下落した場合でも、積立金は指定通貨(米ドルまたは豪ドル)建で減少しないようにし、保険料を債券等に投資することで元本を確保し、得られる毎年の利息を、積立金を増やすための仕組みの財源に活用することにより、「守りながら増やす」仕組みを実現している。指数の上昇率は前年比で判定されるため、一度でも判定日の指数が前年の判定日と比べて上昇していれば、積立金は指定通貨(米ドルまたは豪ドル)建で一時払保険料を上回る。従来商品では、積立金の増加率に、上限・下限(0%)が設定されていたが、新商品では増加率の上限を撤廃し、低金利下においても「より増えるたのしみ」を持てるようにした。
 「たのしみグローバルⅡ(定率増加プラン)」では、積立金は契約時に設定した積立利率と経過年月数に応じて複利で増加し、契約時に指定通貨(米ドルまたは豪ドル)建で年金原資が確定する。
 両プランともに契約時の初期費用の負担はなく、無告知で幅広い年齢の顧客が申し込める。解約返戻金額は市場価格調整を適用し計算するため、市場金利の変動により解約返戻金計算基準日の積立金額から増減する。また、解約返戻金には解約控除が適用される。死亡給付金は積立金相当額、解約返戻金相当額のいずれか大きい金額が支払われる。
 指定通貨は米ドルと豪ドル。契約年齢範囲は、据置期間5年の場合、確定年金で0歳~90歳、年金総額保証付終身年金で35歳~90歳、据置期間10年の場合、確定年金で0歳~85歳、年金総額保証付終身年金で30歳~85歳。
 払込金額の取扱単位は、米ドル:1セント単位、豪ドル:1セント単位、円貨:1万円単位。最低払込金額は、米ドル:1万米ドル、豪ドル:1万豪ドル、円貨:100万円。最高一時払保険料は15億円。保険料払込方法は一時払いのみで、告知と医師による診査は不要。
 付加できる特約等は、目標到達時円建年金保険変更特約、保険料円貨払込特約(一時払い)、保険料指定外通貨払込特約、保険契約者代理特約、被保険者代理特約、後継年金受取人指定特約、円建年金保険変更制度、円貨支払制度。
 なお、「たのしみグローバルⅡ(指数連動プラン)」は、三井住友銀行とSMBC日興証券では「たのしみステップⅡ」の名称で販売する(現行商品の名称は「たのしみステップ」)。