2020.10.01 ■朝日生命 「かなえる医療保険」で新たに2特約、入院中の手術や通院に手厚い保障[2020年]
朝日生命は10月2日から、引受基準緩和型「かなえるプラス」シリーズの「かなえる医療保険」で「引受基準緩和型手術サポート特約(正式名称:無配当引受基準緩和型手術サポート特約〈返戻金なし型〉)」と「引受基準緩和型通院保障特約(正式名称:無配当引受基準緩和型通院保障特約〈返戻金なし型〉)」の二つの新特約の販売を開始する。また、「かなえるプラス」の告知項目を一部改定した。
引受基準緩和型手術サポート特約は、「入院中の手術」と「放射線治療」に対し、医療保険(以下、主契約)の給付金に加え、手術加算給付金・放射線治療加算給付金を支払うもので、経済的負担のかかる手術・放射線治療を手厚く保障する。生保文化センターの調査によると、医療の進歩などにより入院期間がますます短期化している一方で、手術等の治療を含めた入院時の1日当たりの自己負担額は増加傾向にあり、また、厚労省の調査で手術・放射線治療の件数は減少していないことからも手術・放射線治療に対し手厚く保障する必要があることから、同特約を開発した。
手術加算給付金は、入院中に健康保険・先進医療対象の手術を受けたとき、手術1回につき、基準給付金額を支払う。放射線治療加算給付金は、健康保険・先進医療対象の放射線照射または温熱療法を受けたとき、放射線治療1回につき、基準給付金額を支払う。なお、第1保険年度は50%の削減支払になる(責任開始以後の不慮の事故による傷害を直接の原因とする場合は満額給付)。支払事由は主契約の手術給付金(入院中)と放射線治療給付金と同様。
引受基準緩和型通院保障特約は、退院後の通院に対する一時金と通院日数に応じた給付金を支払うもので、通院にかかる諸費用(検査費用、診断書費用など)に充てることができる。厚労省の調査によると、入院した人の約8割が退院後に通院しており、通院にかかる諸費用(検査費用、診断書費用など)も負担していることを背景に同特約が開発された。
通院給付金は、退院日の翌日以後180日以内の期間に通院をしたとき、1回の入院の通院につき、通院給付金日額×通院日数の金額を給付する。支払限度は1入院45日で、通算1095回。通院一時金は、通院給付金が支払われる通院を開始したときに、1回の通院期間につき、通院給付金日額の5倍を給付する。支払限度は、入院1回で通算30回。なお、第1保険年度は50%の削減支払になる(責任開始以後の不慮の事故による傷害を直接の原因とする場合は満額給付)。
取扱金額は引受基準緩和型手術サポート特約が2万円~10万円、引受基準緩和型通院保障特約が1000円~5000円。
保険料例(月払口座・クレジットカード料率)は、手術サポート特約については、基準給付金額5万円、保険期間・保険料払込期間10年の場合、20歳男性500円、同女性690円、40歳男性760円、同女性795円、60歳男性1265円、同女性1130円。また、通院保障特約については、基準給付金日額5000円、保険期間・保険料払込期間10年の場合、20歳男性705円、同女性695円、40歳男性1240円、同女性1400円、60歳男性1760円、同女性1870円となる。
また、「かなえるプラス」シリーズの「かなえる医療保険」「 かなえる終身保険」「かなえる定期保険」および付加特約で告知項目の改定も行い、軽微な傷病・手術等を除外することで、これまでの告知項目では加入できなかった顧客も加入しやすくした。全5項目のうち2番目の「過去2年以内に入院・手術・放射線治療をうけたことがありますか?」で「下記の傷病・手術は除く」とし、アキレス腱断裂、インフルエンザなど16種類の傷病・手術名を列記し除外対象とした。