2020.09.07 ■三井住友海上プライマリー生命 三井住友銀で「自分で使える終身保険」発売[2020年8月24日]
三井住友海上プライマリー生命は8月24日から、三井住友銀行で新商品「自分で使える終身保険」(引出自在型終身保障特約付通貨選択利率更改型逓増終身保険)の販売を開始した。一時払保険料相当の死亡保障を契約通貨建てで確保しつつ、第1保険期間(2年間)経過後に死亡保障が増えるとともに一定額を自由に引き出して使うことができる初の機能を持つ外貨建て終身保険。
「自分で使える終身保険」は契約通貨を選択して運用する一時払終身保険で、一時払保険料が基本保険金額となる。第1保険期間(契約日から2年間)満了時に保険金額が増加する。大きな特長が、一時払保険料の一部を「自分で使える引出部分」に充当し、毎年更改する同社所定の利率で運用し、第1保険期間満了後からは「自分で使える引出部分」の金額の全部または一部を引出金として引き出すことができるようにしたこと。この機能により、家族のために「のこす」ニーズだけでなく、契約者自身の今後の楽しみのために自由に「つかう」ニーズにも応えることができる商品となっている。なお、一時払保険料から「自分で使える引出部分」投入額を控除した額に対しては、契約日および各更改日の積立利率が適用される。 [QQ]「自分で使える引出部分」については、解約控除や市場調整(主に契約通貨建ての債券で運用しているため、解約時などにその価値の変動を解約払戻金に反映させる仕組みのこと)はかからない。円で受け取る場合は、所定の為替手数料がかかる。契約初期費用や解約控除、市場調整がかからず、増えた死亡保障額の範囲内で自由に引き出すことができる機能は業界初とのこと(同社調べによる。2020年7月末時点)。
基本保険金額(一時払保険料相当額契約通貨建)を死亡保険金として支払うが、「自分で使える引出部分」を全額引き出さずに死亡した場合は、残りの金額も死亡保険金として支払う。指定代理請求特約を付加することで、契約者が障害または疾病等により、請求する意思表示ができない場合、あらかじめ指定された「指定代理請求人」が受取人に代わって「自分で使える引出部分」の引出金を請求することもでき、指定代理請求人名義の口座を指定することも可能となっている。
契約通貨は米ドルか豪ドル。一時払保険料の最低保険料は1万ドル(1ドル単位)、最高保険料は10億円(基本保険金額と「自分で使える引出部分」投入額の合計の円換算額)。契約年齢は40歳~90歳。積立利率適用期間は20年(契約日または更改日の被保険者の年齢が81歳以上の場合は10年)。保険料の払込方法は一時払のみ。「自分で使える引出部分」の一部引き出しは1000ドル以上(100ドル単位)。
なお、本商品のプロモーション施策として、ヤフーが運営するポータルサイトYahoo!JAPANで、同社では初となるデジタル動画広告を9月10日から配信する。