2019.12.11 マニュライフ生命 三菱UFJ銀行で、新たな外貨建終身保険を発売

 マニュライフ生命は12月2日から、三菱UFJ銀行を通じて外貨を活用した平準払の終身保険として新たに無配当外貨建特別終身保険(積立利率変動型)、ペットネーム「こだわり活き活き終身保険(外貨建)」の販売を開始した。

 高齢化や定年退職年齢の変化に伴ってライフスタイルが多様化する中、万が一への備えを確保しながら、将来に向けて資金を準備できる終身保険商品へのニーズが高まっている。「こだわり活き活き終身保険(外貨建)」は、こうしたニーズに応える終身保険となっている。
 この商品の特長は、まず、契約後一定期間の死亡保障を抑え、将来の保障をより充実させたこと。保険期間を死亡保障を抑えた「第1保険期間」と、契約時に定めた基本保険金額を保証する「第2保険期間」に分け、将来の手厚い保障への準備期間としての第1保険期間は5年、10年から選ぶことができる。
 第1保険期間中の死亡保険金額は、「基本保険金額に対する月払保険料×契約日から被保険者が死亡した日までの経過月数」となる。ただし、積立金額が「基本保険金額に対する月払保険料×契約日から被保険者が死亡した日までの経過月数」を超える場合は積立金額となる。第1保険期間中の死亡保険金額は多くの場合、基本保険金額を下回ることになる。
 特長の2番目は、積立金額が基本保険金額以上になると、積立金の増加に応じて保障が充実していくこと。第2保険期間中に積立金額が基本保険金額以上になった場合の死亡保険金額は、「積立金額×1・01」の金額となる。
 契約通貨は米ドルまたは豪ドルのいずれかから選択、海外の金利を活用した運用効果が期待できる。保険金や解約返戻金は、契約通貨または円で受け取ることができる。
 なお、積立利率は毎月見直され、市場金利の変動に弾力的に対応する。積立利率については最低保証を設けていて、米ドル・豪ドル共に、最低保証積立利率(年1・5%)を下回ることはないようにしている。
 保険料の払込期間が満了すると、将来の死亡保障にかえて、年金で受け取ることができることも特長で、保障額の一部を家族のために確保し、残りを契約者自身への年金として受け取ることも可能。年金は円で支払われる(4年・5年・6年・10年の確定年金)。
 死亡保険金を年金で受け取る場合は、無配当年金特約の付加、積立金を年金で受け取る場合は、無配当年金支払移行特約を付加することが必要。 基本保険金額は、最低が2万米ドル/2万豪ドル。最高金額は第1保険期間の設定と契約年齢、保険料払込期間、マニュライフ生命の契約加入状況によって異なるが、第1保険期間10年の場合の上限金額は、契約年齢25歳~70歳で保険料払込期間10年の場合3億円相当額、同20年の場合3000万円となり、第1保険期間5年の場合の上限金額は、契約年齢20歳~65歳で保険料払込期間10年の場合2000万円、同20年の場合は1000万円となる(円表記のものはマニュライフ生命が定める為替レートによる換算)。
 保険料払込方法は月払いのみだが、登録制一括払、全期前納が可能。保険料を全期前納した場合には、その保険料(前納保険料)に前納利率が適用される。前納利率は毎月設定され、契約後更改されることはない。