楽天生命は１０月１２日、「楽天生命スーパー医療保険戻るんです（正式名称：終身医療保険２０１８健康還付特則付）」の販売を開始した。２０１８年に発売した「楽天生命スーパー医療保険」の保障内容に、「健康還付特則」を加えたもの。所定の年齢までに払い込んだ主契約の保険料のうち保障に使わなかった保険料相当額を「健康還付給付金」として契約者に支払う。また、同給付金の受け取り後も、契約時の保険料のまま、病気やけがでの入院・手術の保障を続けることができる。保障内容は、顧客の希望に応じて特約を付加することが可能で、３大疾病（がん、急性心筋梗塞、脳卒中）に対する保障、退院後の通院保障および先進医療に対する保障を充実させることができる。２０年１月からはインターネット申込も開始予定。
　健康還付給付金とは、被保険者が健康還付給付金支払年齢に生存しているときに、健康還付給付金を支払うもの。給付金額は、主契約の既払込保険料相当額からそれまでに受け取り済みの入院給付金等の合計額を差し引いた額となる。入院給付金等の受け取りがなかった場合は、既払込保険料相当額の全額分を健康還付給付金として受け取ることが可能。健康還付給付金支払基準日前に限り、解約時または死亡時の払戻金がある（払戻金は払込保険料の累計額より少ない金額になり、特に契約後短期間で解約した場合全くないか、あってもごくわずかになる）。同給付金の受け取り後も、保険料は契約時のままで、入院・手術などの保障が一生涯続く。
　契約年齢に応じて健康還付給付金支払年齢は異なり、次の通りとなる（カッコ内）。
　契約年齢２０～４０歳（６０歳または７０歳）、同４１～５０歳（７０歳）、同５１～５５歳（７５歳）、同５６～６０歳（８０歳）、同６１～７０歳（８５歳）。
　医療保障は、入院給付金日額１万円の場合、１入院６０日・通算１０９５日まで保障。８疾病入院支払限度拡大特則付の場合、「がん（悪性新生物）・心疾患・脳血管疾患」は１回の入院、通算ともに日数無制限で保障、「糖尿病・高血圧性疾患・肝疾患・腎疾患・すい疾患」は、１回の入院につき１２０日、通算１０９５日まで保障する。
　手術給付金は入院の有無にかかわらず、全ての公的医療保険制度対象手術を保障する。手術給付金の型がⅠ型の場合、入院中の手術１回につき２０万円。外来の場合は１回につき５万円。また、放射線治療給付金（病気・けがで放射線治療を受けたとき１回につき２０万円）、骨髄ドナー給付金（骨髄ドナーとして骨髄幹細胞または末梢血幹細胞の採取手術を受けたとき１回につき１０万円）を付加することができる。
　入院給付金日額１万円の場合（終身医療保険２０１８健康還付特則付、手術給付金の型：Ⅰ型、８疾病入院支払限度拡大特則付加、保険期間・保険料払込期間：終身）の月払保険料と健康還付給付金額（カッコ内）の例は以下の通り。
　【契約年齢２０歳／健康還付給付金支払年齢６０歳】男性５４６０円（２６２万８００円）、女性６０００円（２８８万円）
　【同３０歳／同６０歳】男性６９６０円（２５０万５６００円）、女性７１６０円（２５７万７６００円）
　【同４０歳／同６０歳】男性８９２０円（２１４万８００円）、女性７９１０円（１８９万８４００円）
　【同５０歳／同７０歳】男性１万２１９０円（２９２万５６００円）、女性１万８６０円（２６０万６４００円）
　【同６０歳／同８０歳】男性１万６２３０円（３８９万５２００円）、女性１万５１４０円（３６３万３６００円）
　同社は、これからも最先端の技術を積極的に活用することにより、顧客の利便性向上と顧客サービスの質の向上を実現し、ネクストステージへと歩みを力強く進めていくとしている。