2019.09.06 アクサダイレクト生命 「はいりやすい医療」発売へ 糖尿病等で治療中も申込可能

 アクサダイレクト生命は8月29日、9月11日から「アクサダイレクトのはいりやすい医療」(正式名称:引受基準緩和型終身医療保険〈無解約返戻金型〉)の販売を開始することを発表した。同商品では告知項目を三つに限定し、すべて「いいえ」であれば、高血圧、糖尿病(合併症なし)、上皮内がん、緑内障、うつ病などで投薬・治療中でも申し込みが可能。入院・手術歴の告知については過去1年以内に限定した。また、給付金の支払削減期間がないため、加入1年目から給付金が全額支払われることも特徴。豊富な特約の組み合わせによってきめ細かな保障内容の設定を可能としながら、業界最安水準(同社調べ)の保険料を実現した。

 主契約は、入院・手術を保障する「Ⅰ型」と、入院のみを保障する「Ⅱ型」のいずれかを契約時に選択する。契約後に変更することはできない。
 主契約では、Ⅰ型・Ⅱ型ともに、病気やけがで入院したとき(1入院60日、通算1095日まで)に、「疾病・災害入院給付金」として1日につき3000~1万円(1000円単位)を支払う。
 さらにⅠ型の場合は、手術を受けたとき(回数無制限)に、「手術給付金」として、入院中の手術は入院給付金日額の10倍、外来の手術は5倍を支払う。
 付加できる特約・特則は次の七つ。
 ▽先進医療特約(緩和型):先進医療による療養を受けたとき(2年以内の白内障を除く)に、「先進医療給付金」として技術料と同額(通算2000万円まで)、「先進医療一時金」として1回につき10万円(60日間に1回まで)を支払う。
 ▽3大疾病保険料払込免除特約(緩和型):3大疾病で入院したときに、以後の保険料の払い込みを免除する。なお、急性心筋梗塞、脳卒中の場合は入院時に保険料の払い込みを免除、悪性新生物の場合は責任開始期の属する日からその日を含めて91日目以後に診断確定され、入院したときに免除する。
 ▽長期入院時一時金給付特約(緩和型):入院日数が61日に達したときに、1回につき50万円を支払う。
 ▽入院時一時金給付特約(緩和型):病気やけがで入院したとき(1年間に2回の入院まで)に、1回につき5万円を支払う。
 ▽通院支援特約(退院時給付型)(緩和型):入院し、生存退院したとき(1年間に2回の退院まで)に、1回につき5万円を支払う。
 ▽健康祝金特則(緩和型):3年間、給付金などの支払い対象に該当しなかったときに、3年ごとに5万円を支払う。
 ▽女性疾病入院特約(緩和型):がん・女性特有の病気で入院したときに、1日につき3000~1万円(入院給付金日額と同額)を支払う。
 なお、「3大疾病保険料払込免除特約(緩和型)」「女性疾病入院特約(緩和型)」を付加する場合は、三つの告知項目に加え、追加の告知項目がある。
 保険期間・保険料払込期間は終身。ただし、先進医療特約(緩和型)の保険期間・保険料払込期間は10年で、更新により保障継続が可能(更新年齢が90歳以上で終身に移行)。
 契約可能年齢は満20~69歳。
 保険料払込回数は月払のみで、払い込み方法はクレジットカード、口座振替がある。
 Ⅰ型、入院給付金日額5000円の場合の月額保険料例は、50歳・男性で主契約のみが3650円、先進医療特約(緩和型)付加が3835円。50歳・女性では主契約のみが3350円、先進医療特約(緩和型)付加が3512円。
 また、同社がすべての契約者に無料で提供している付帯サービス「メディカルコールサポート24」の利用も可能。同サービスでは、24時間365日、電話で医師や看護師などに健康相談ができる他、国内の総合相談医や専門臨床医の紹介を受けることができる。
 厚生労働省『健康意識に関する調査(2014年度)』によると、自身の健康に不安が「ある」と回答した人の割合は61.1%に上っている。このうち「持病がある」割合は39.6%を占めており、少なくとも約4人に1人が何らかの持病を抱えていることが分かる。
 アクサダイレクト生命にも、顧客から持病や既往症があっても加入しやすい医療保険がほしいという声が寄せられていたことから、同社では、このような健康状態に不安を持つ人の入院や手術等にかかる医療費に対する保障ニーズに応えるため、緩和型終身医療保険を開発。今回、「アクサダイレクトのはいりやすい医療」の発売に至った。
 同社は16年9月に「アクサダイレクトのはいりやすい定期」(正式名称:引受基準緩和型定期保険〈無解約返戻金型〉)を発売している。今回の「アクサダイレクトのはいりやすい医療」発売により、健康状態に不安を持つ人でも、インターネット保険ならではの手頃な保険料で、死亡保障と医療保障の両方を確保することが可能となった。