2019.08.14 あいおいニッセイ同和損保 「タフ・見守るクルマの保険プラス」発売へ 後付けドラレコで保険料割引

 あいおいニッセイ同和損保は8月2日、後付けの専用ドライブレコーダー型テレマティクス端末で取得した走行データに基づき、安全運転の度合いを保険料に反映する国内初(2019年7月時点、同社調べ)の新たな自動車保険「タフ・見守るクルマの保険プラス」を開発し、20年1月以降保険始期契約から提供することを発表した。同商品では、安全運転を「楽しむ」「見守る」「得する」をコンセプトに、運転特性による割引の他にもさまざまなサービスを提供。また、万が一の事故の際にも、専用ドライブレコーダーで取得した走行データと画像データに基づき、テレマティクス技術を活用した迅速で高度な事故対応サービスを提供するとともに、24時間365日事故対応サービス「I,m ZIDAN」と併せて顧客をサポートする。

 安全運転を「楽しむ」サービスとしては、「運転診断レポート」を提供する。同社独自のノウハウを活用した安全運転スコアやアドバイスを提供し、自身の運転を“見える化”して振り返ることで、安全運転の取り組みをサポート。同年代のドライバーとの点数を比較する等のランキング機能もある。
 安全運転を「見守る」サービスでは、「安全運転支援アラート」「事故緊急自動通報サービス」「見守りサービス」を提供する。
 安全運転支援アラートでは、車線逸脱や前方車両への接近、高速道路での逆走、日常的に使用しない道路の走行等に対し注意喚起するアラートを提供し、事故防止をサポートする。
 事故緊急自動通報サービスでは、ドライブレコーダーが大きな衝撃を検知すると、自動的にコールセンターへ通知し、安否確認コールを実施。事故直後の初期対応に必要なアドバイスや、車のレッカーけん引・搬送の手配等、事故で不安を抱える顧客を迅速かつ的確にサポートする。
 見守りサービスでは、あらかじめ指定した家族等と運転診断レポートを共有することができ、事故時には、けがや救急搬送の有無等を連絡。「家族には安全運転をしてほしい」「家族の運転をさりげなく見守りたい」といった声に応え、家族が見守り合うことで大切な人とのつながりをサポートする。
 安全運転で「得する」サービスとしては、次回保険契約を継続の際(継続契約も同保険に加入した場合)に、前契約の安全運転スコアに応じた保険料割引を提供。運転特性計測期間中の累計スコアベースで「80点以上」「60~79点」「59点以下」の3段階で評価し、最良の「80点以上」の場合は8%の割引が適用される。なお、加入時は「60~79点(4%割引)」の場合と同水準の保険料が適用される。
 保険料反映する運転特性の評価項目は、速度超過、急アクセル、急ブレーキ。走行距離は保険料に反映しない。
 10等級・事故有係数適用期間0年、26歳以上補償等の契約条件での保険料例は、安全運転スコアが59点以下の場合は割引なしで保険料は8万5300円、60~79点の場合は4%割引で8万2300円、80点以上の場合は8%割引で7万9300円となる。
 また、この割引は、等級制度や免許証の色などの従来の料率制度による割引に加えて受けることが可能。さらに今後は、毎月の安全運転スコアで得た評価をポイント化し、プレゼントの抽選に応募することができるなどの特典を予定している(20年度下期開始予定)。
 事故対応サービスでは、ドライブレコーダーを活用した事故対応と「I,m ZIDAN」を併せて提供する。
 重大事故の多発が報じられる昨今、運転状況を録画するドライブレコーダーは、ドライバーの必須アイテムになりつつある。同商品では、万が一の事故の際には専用ドライブレコーダーを通じて取得した走行データ・画像データに基づき、事故担当者がテレマティクス技術を活用して瞬時に正確に事故状況を把握することでスムーズな事故対応ができるため、より迅速で高度な事故対応サービスを提供する。
 また、同社では、夜間・休日でも、事故受付だけでなく示談交渉を含めた平日と同等の事故対応が可能な業界初のサービス「I,m ZIDAN」を提供しており、ドライブレコーダーを活用した事故対応サービスと併せて、事故に遭って不安な顧客を迅速かつ的確にサポートする。