2019.07.09 三井住友海上プライマリー生命 個人年金保険「あしたも充実」発売

 三井住友海上プライマリー生命は7月1日、全国の提携金融機関で、「長期・積立・分散投資」をサポートする平準払の個人年金保険「あしたも充実」(正式名称:生存保障重視型平準払個人年金保険〈利率変動型〉)の販売を開始した。同商品は、保険料払込期間にわたって毎月一定額の保険料を円で払い込み、外貨に換算の上で積み立て、増やした年金原資を元に年金を受け取る個人年金保険。「人生100年時代」を見据え、自助努力による資産形成の必要性が高まる中、幅広い年齢層での資産形成に役立つ商品となっている。

 同商品では、好金利の外貨での運用により、年金原資を増やすことを目指す。契約通貨は米ドルまたは豪ドルから選択でき、契約日後の積立利率は毎月更改するため、市場金利の変動に緩やかに連動。積立利率は最低保証積立利率(1.5%)を下回ることはない。
 また、長期間にわたり定額の円を毎月外貨に換算する「ドルコスト平均法」の仕組みによって、為替リスクの低減が期待できる。保険料は定額を円で払い込み、所定の為替レートで契約通貨(外貨)に毎月換算。「定額の円」で外貨を継続して購入することで、「外貨が安い時は多く、外貨が高い時は少なく」購入することができ、換算為替レートを平準化する効果により、為替リスクの低減が期待できる。
 さらに、「トンチン性」の仕組みを活用することによって、長生きした人ほどより多くの年金を受け取ることができる。保険料払込期間中の死亡保険金や解約払戻金を既払込保険料以下に抑え、契約を継続した人に配分することで、年金原資を大きくする。
 契約年齢(契約日における被保険者の満年齢)は0~80歳。
 保険料円払込金額は、最低が月額1万円(1000円単位)から。ただし、保険料円払込金額の総額(保険料円払込金額×12カ月×保険料払込期間)が300万円以上必要となる。最高は月額40万円まで。
 保険料払込方法は月払のみ。保険料円払込金額の払込プランは月払プラン、半年払プラン、年払プラン、前納がある。
 保険料払込期間は10年以上50年以下(契約年齢により、指定できる保険料払込期間が異なる)。契約後に変更することはできない。
 年金支払開始年齢の範囲は10~90歳。
 付加できる主な特約には、個人年金保険料税制適格特約、遺族年金支払特約、円支払特約、年金円支払特約、指定代理請求特約がある。
 減額する場合は、減額後の毎月の保険料円払込金額が1万円以上となる必要がある。増額・一部解約の取り扱いはない。
 7月時点の取り扱い金融機関は、秋田銀行、滋賀銀行、第四銀行、但馬信用金庫、トマト銀行の計5代理店。